バイク旅@北海道宗谷郡猿払村浜猿払にある猿払電話中継所跡
2019年夏に函館から小樽へ向けて国道229号をセローと一緒に走っていたのだが、とある理由により旅行そのものをとりやめざる得なくなり、その1年後の夏にどうしても行っておくべき場所として訪問した記録。
といっても、ほぼほぼ強行スケジュールだったので訪問したのは真夜中もいい所。写真を撮るために急遽セローのヘッドライトも活用することになったわけですが、住宅地近くだとは露知らず、近隣住民の安眠の邪魔をするわけにも行かず、こんな感じの撮影になってしまったわけですが。
場所(緯度・経度)→ 45°16'24.9"N 142°14'04.6"E
博物館とか展示館とかそういう立派な建物があるわけではなく、石碑と使用されていたケーブル管が見られるぐらいです。かつて樺太に日本国の支配が及んでいたときに本州と樺太の通信を中継するために敷設されていた海峡をまたぐケーブル、その本州側の跡地、というのが猿払(さるふつ)電話中継所跡というわけです。
今もこうした仕事は残っていますし、自分たちの先輩がどういう仕事をしていたのか、というのを知るには貴重な跡だと言えます。
写真は、ケーブルを収納していたと思われる管と宗谷海峡に敷設された海底ケーブルの詳細。
記憶だと昭和24年(1949年)で戦後のはず…
※TTS→Telegraph and Telephone Service
「このマンホールの中に収められている海底ケーブルが海側の標石の下を通って樺太(サハリン)にのびていた」
☆メモ
氷雪の門(北海道稚内市稚内村ヤムワッカナイ) → 45°25'18.9"N 141°40'06.0"E
「皆さんこれが最後ですさようならさようなら」の一文で知られる九人の乙女の碑(北海道稚内市宝来) → 45°25'19.1"N 141°40'05.2"E
※上二つはほぼ同じ場所。稚内村ヤムワッカナイとは旧地名だと推測する。
根室国後間海底電信線陸揚施設(北海道根室市西浜町) → 43°19'31.5"N 145°33'50.1"E
猿払電話中継所跡と同じように根室市西浜町の通称「ハッタリ浜」から国後島南端のケラムイ岬を結んだ本州側の陸揚施設。
北海道根室市公式サイトにある根室国後間海底電信線陸揚施設の紹介 → https://www.city.nemuro.hokkaido.jp/lifeinfo/hoppouryoudo/4/8502.html
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