セロー250で80000km走ってとりあえず持っていたほうが良いと思った物品
※この記事は時々タイトルが変わります。
経験上とりあえずあると嬉しいものを重要度順に書いていくことにする。法を守る装備や身を守る装備とか車載工具、バイクに乗らない人でも持ってそうなものなどは除外。追記や順番替えはその都度。なぜならば自分の道具リストと兼ねているので…
バイクツーリングではモノはできるだけ持たないことが正義だと思うので、行き先のバイクショップでやってもらえることはやってもらったほうが良いと思います。オイル交換を自分でするのもいいけれど廃材処分するのも大変だしね。また、特に注記がなければMT車を前提に書く。
重要な事ですが、これをまともにマネとダサくなります。ホドホドにしましょう。
・スパークプラグ
セロー250は5000km走ったあとにスパークプラグが寿命を迎える恐れが格段に上がることが分かっている。スパークプラグ自体は車載工具を使えば簡単に交換できる(逆にいうと無いと難易度が高くなる)。スパークプラグ自体はその仕組み上長寿命化することができないので、交換手順を理解して何も見ないでもできるようになることが好ましい。スパークプラグのほとんどは比較的大きめなホームセンターで買えるはずなので型番は押さえておいたほうが良い。(ホーマック・ニコット、イエローグローブなどの小規模な店舗では取り扱いがないかもしれない)
ブラセボかもしれないが、PEA配合燃料を使い続けたときは9000kmは持ったので、プラグの材質にこだわるよりは燃料の質にこだわったほうが長持ちするかもしれない(だが、全体的な費用を見ればプラグのほうが安い…)
型番はNGK DR7EA、YAMAHA 90793-20076、9079E-ND078、94701-00345、94701-20076、94703-00345
取り替え方法は→https://gnshy.blogspot.com/2020/10/250.html
・尾灯/ブレーキ灯/ナンバー表示灯(テールランプ)
走行中では球切れが気づきにくい部品の一つ。そもそも即LED化して長寿命化すべきだが、万難を排するために一個あると安心。LED化前のセロー250では一体型であり、バルブタイプのはず。これまでに出先で3回交換したが交換後約10000〜15000km走行したタイミングで切れている。自前で交換する場合、2本の六角ネジを六角レンチ3mmで40回以上キコキコ回す羽目になる。六角レンチの代わりに六角対応のポールポイントビットを車載工具に追加するものありか。大抵後続車からの指摘を受けて気づくものであるが、ほとんどの場合後続車はハイビームとロービームの切り換えで確認しているので勘が働けば分かるかも(この動きは煽り運転にも見えるけれども、自己主張するような切り換え方ではなく、あくまでも確認のためにたまに何度か切り替えながら走行している、もしくは明らかに認識しているのに距離を取りながらハイビームを使う、など)。いっそのこと増設してしまうとか。口金はE13型で12Vタイプ。新車保証期間中は無闇にLED化しないほうが良いかもしれない。交換方法など→ https://gnshy.blogspot.com/2020/09/250led.html
・前照灯(ヘッドランプ)
32000km走行後に一度寿命を迎えている。実際出先での交換難易度は比較的高めでLED化すべきなのだが、変更にあたっては慎重に検討したほうが良い部類でもあるもの。他バイクの事例ではあるものの何も電気的カスタムを行っていない場合、電力的負荷が軽くなってしまうので、結果的にレギュレータの生成電力が過剰となりレギュレータがパンクしましたとなる事例があるらしい。そうなるとエンジンは始動しなくなるし、お財布的に結構持っていかれる。セロー250であればPIAAのLEDキットのランプを増設するなどして走行上法的には問題ないようにするのも一つの手。新車保証期間中は無闇にLED化しないほうが良いかもしれない。
・クラッチレバー(23X-83912-00)
コケたときにクラッチレバー全損が原因でレッカーされた経験から。クラッチレバーを取り外すまでには至ったが折れた部分を接続することができなかった。出先で手順書なしの素人修理だとほぼクラッチケーブルを痛めると思われるので、あくまでも回送時だけ持つものと考えたほうが良いだろう。とりあえずの交換後は最寄りのバイクショップなどで点検・交換までしてもらうのが良いと思う。実際直ちに影響はないのだが、人間やろうと思ったことは大抵忘れるのですぐに点検しよう。
・ブレーキレバー(55Y-83922-00)
クラッチレバーと同じ根拠だが、ブレーキの方はまだフットブレーキが使えるはずなのでエンジンブレーキとの併用で止まることは可能。重要度は同等だが1つしかないクラッチレバーと比べればブレーキレバーが下。ブレーキオイル全抜け時は無意味。
・アドベンチャーリアキャリア(Q5KYSK041E20)/アドベンチャーリアキャリア用サドルバッグサポート(Q5KYSK041E15)
荷物の積載量を増やすのが第一のところ。アドベンチャーリアキャリアがあるとないとでは積載力がまったく違う。可能であればサドルバックサポートも同時につけたいところ。サイドケースをつけなくても個人的にはつけておきたい物品なのだが、理由はタチゴケの時被害が広がりにくいからという、しょうもない理由…
・100均で買える車用ガラスクリーナー
主にヘルメットやランプ、ウィンドウガード、カウルなど虫アタックから拭うときに使う。品質上割と乾きにくいものだが水道水併用で拭いたほうが傷になりにくい。素材は汗を拭うウェットペーパーと同じタイプの材質なので、ゴミとして捨てずに乾かせばキャンプ時の焚付にも使えるかも。当然虫以外の汚れも割と汚れは取れる。チェーンやギア等の駆動部分はNGだと思われるがカバー部分にはガンガン使っていける。
・45L以上のゴミ袋
使いみちは色々。主に使うとしたら降雨時の荷物保護だろう。固定がしっかりしており、ゲリラ豪雨でなければ基本的に保護可能。それでも二重に覆えば大体はなんとかなる。その他にも雑多に細かい荷物をまとめるとかそういうのにも使える。100円均一で入手しやすいのが嬉しい。降雨時はポンチョ代わりにはならないし、断熱するわけでもないので身につけるにはあまり向かない。コンビニで買うと市区町村指定のゴミ袋になっているかもしれないが、それを使うかはプライドを秤にかけた結果になる。
・シガーソケット
スマホやモバイルバッテリーの充電の他、警備装置等の取り付けがあれば必要になるはず。単純構造でクルマ用のものも使えるため、意外と汎用性が高い。シガーソケットではなくUSB-Aタイプのジャックでも良いのだが、時代によってその時の形式が変わっていくため、ある程度汎用性をもたせることは重要なことである。(例えば、USB2.0→USB3.x系では供給可能電力に大きく差がある)なお、ACコンセント用のインバーターは取り付けられるだろうけども使用には耐えられないと思われる。。
・スマホ連携可能なインカム
音楽を聴いたりナビの音声を聴いたりするのが一般的な使い方だが、一番あってよかったと思うのは、出先で土地勘もなく悪天候下でスマホをしまった際は見ることができない、そういう状況下である。こうした場合はヘルメット内に収まった無線システムが役に立ち、最低限音声が頼りにできる。もちろんツーリングマップルや青カン頼りもありだが、経験や慣れが必要に思う。ノイズキャンセリングを重視するだとかマスツーリングでもしない限り、安物で全く問題ない。(あまりに高額の場合、盗難の恐れがある。ヘルメットと同じような価格のインカムは外して持ち運ぶしかない)
・ヘルメット用防曇スプレー
雨の日の視界を改善するのもあるが、湿気あり、温度差がある場所を通過する場合:換気が期待できないトンネルに進入した場合、急に視界ゼロになる恐れがある。具体的には換気されていないトンネルやトンネル内が水の通り場になっている場合など。乾いているときにつけなければそれほど効果はない。
・ヘルメット用防滴スプレー
雨の日の視界が全然違う。自衛用の車載動画などを撮る必要があればウィンドウガードにもつけておくと良いかもしれない。乾いているときにつけなければそれほど効果はない。防曇よりランクが低いのは最悪ウェスで拭えばなんとかなるため。重要度はさほど変わらない。
・エンジンスターター機能搭載モバイルバッテリー
持っていることも大事だが、常に使える状態にしておくこと、そして使い方も知っておくことも大事。いざというときに使えなかったり、ヒューズ飛ばすと洒落にならない。これでエンジンがかかってもすぐエンストする場合はスパークプラグを疑うこと。だが、今のところ一度も使うことがない。バッテリーが残っていると推定できれば押しがけを試してみるのもありなので、パーツをバラすより先にそっちが優先になるだろう。搭載されている鉛蓄電池の電圧に合わせて買うこと。バッテリータイプがリチウムの場合はこれを使用してはならない。
・上下セパレート型のカッパもしくは防水アウターとブーツカバー
荒天時の快適度合いがかなり違う。ブーツカバーはパンツ部分が防水になっていないと意味がない。ブーツカバーは基本的に使い捨てだと思ったほうが良い。ちゃんと使えばそれなりに持つはずだが、おそらくそういう使い方はしなくなると思われるため。結局インナーは汗でぐしょぐしょになるが、基本的に汗だけではアウターまでやられるわけではないので乾きは速い。ブーツは内部まで浸水すると悲惨。どんなに状況が良くても乾くまでは4時間はかかると見たほうが良い。
・PEA配合カーボンクリーナー
エンジン内部の燃焼カスなどを取り除いていく添加剤。レギュラー給油でも入れると明らかに吹け上がりが変わってくる。その効果を持続させるためにも継続使用が好ましい。商品名としてはWAKOS F-1 フューエルワンやYAMAHA ヤマルーブPEAカーボンクリーナー、AZ FCR-062などで知られている。基本的に燃料に対してどれくらいと決まっているものなのでほとんどのバイクは四輪車両より燃料タンクが小さい関係上、一回分/本ではないので、ちびちび使っていくことになる。ハイオクだがShell V-Powerを使うことでも同様の効果が得られる。(2022年まであるか不明だが…)。同様の添加剤含有ハイオクをENEOSがヴィーゴブランドで出していたが、2018年頃になくなってしまった。
効果がある使い方としては①長期間乗車しない場合、ガソリン満タンと同時に添加し、再開後に可能な限りガソリン使用後に再添加する。②給油は常に満タンにし都度添加し続ける。つまり、満タンの時間が長いほど良いことになる。
参考:Shell V-Power https://www.shell.co.jp/ja_jp/motorists/what-is-shell-v-power.html
参考:ENEOS ヴィーゴ(販売終了) https://www.eneos.co.jp/information/2018/20180910_01_1070022.html
参考:WAKOS F-1 フューエルワン https://www.wako-chemical.co.jp/products/recommendation/Fyuel.html
参考:YAMAHA ヤマルーブPEAカーボンクリーナー https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/item/907933803400
参考:AZ FCR-062 https://www.az-oil.jp/azo209.cgi?seicd=FP013
・10円玉/100円玉をいくらか(10枚以上)と家族・知人の電話番号リスト
信じられないことに日本にはDocomo/au/SoftBank・Y!Mobile/R mobileの通信エリアになっていない峠道が存在する。そこで行動不能になった場合、公衆電話が外界との唯一のコミュニケーション手段になることもある。できればインターネット検索がちゃんと使える人の電話番号も押さえておきたい。また、公衆電話はその通信の制約上、着信することはできない(その場合どうすればお金を節約しつつ情報を多く得ることができるか考えよう)。地域ごとのバイクショップリスト、というのも考えたものの、調べるのは困難だし保持していく手間を考えると難しいと思われる。ヒッチハイクで助けてもらう、というのもあるにはあるのだが…
蛇足だが、現金の方は乗車中でも取り出しできるようにすれば、有料道路で現金のみ扱い時にアタフタしないで済む。
参考:NTT東日本の公衆電話料金 https://www.ntt-east.co.jp/ptd/contents/mag_public_charge.html
参考:NTT西日本の公衆電話料金 https://www.ntt-west.co.jp/ptd/basis/charge.html
・キャンプ用ランタン(充電機能付き、LED)
真夜中ライダーなら必須だろう。これ一つで修理用の明かり確保から、テールランプ代わり、発煙筒代わりになるため。だが、日中走る人にはいらないかもしれない。
・100均の大きめのカラビナ
現地調達物品で持ち運ばなければならない場合、積載量を増やすにはダンボール箱とロープの組合せや自転車用かごネットを連結して使うことも考えられる。そうした場合、固定箇所を増やす関係上あると非常に楽。輪っかは小さいと引っ掛けられない。いくつかぶら下げておくと安心。自転車用のかごネットは寿命は短いものの間に合わせで積載量を増やすには使える。4つを正方形になるように連結してカラビナで補強、カバンなどを固定すれば一応積載量は増やせる。
・ガムテープ
100均やホームセンターのものを組合せて間に合わせのものを手作りする場合に、防水性と剥がれにくさがありながら入手のし安さ・手頃な価格というのがポイントが高い。一番ビックリなのは燃やすと意外と長持ちするのだ(その代わりその火は直接料理に使用しないほうが良い)。もちろんお土産を発送するにも役立つし幅狭なテープを忍ばせておくと色々な所で役に立ってくれる。コンビニで買うと比較的お値段がするものの、明らかに安物より品質(すっとくっつく)が良く、かつよく燃えるので一概にコスパが悪いとはいえない。
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