StockPoint for CONNECTでポイント運用する話
この記事を書いた時点では…
一昔前にポイント貯めてお得なクーポンで得をしようみたいな風潮があったのだけれど、もらえるお品物が全く自分の好みが合わなかったので貯めたら貯めっぱなし、ある程度まとまったらじゃらん.netで宿泊費に当てるみたいなことをしていた。
その時はPontaを中心に集めていたので、コンビニはローソン、ホテルはルートインホテルズ、飛行機はJALという感じのPonta集中の買い物であった。
2022年04月時点、d払いやau pay、楽天pay、PayPayなどのコード決済でポイントが貯まることはほとんどなくなり、商品に固定的なポイントが付く形というのはTポイントとPayPayポイントぐらいになってしまった。dpointにしてもpontaにしても店舗によってはついていなくもないが、明らかに高額商品で特定のターゲットにしか買われないような商品にしかついていない。その代わりにいくら辺り何ポイントというような、コード決済以外の単純な売り買いではポイントが貯めづらくなっているのが現状である。
動機:なんでそんなことを始めようとしたのか
Pontaポイントを使ったサービスとして株式投資を模してポイントを株式銘柄に付与することにより、その日の騰落率(Google検索)に合わせてポイントが上下するというSTOCKPOINT for Connectというサービスがある。これはConnect証券とstockpoint社が共同で運営している。形としては株式をネタにした投資信託に近い。似たようなサービスにポイント投資というのもあるが、ポイント運用と違うのはポイントで株を買う事ができる点。実際の株を購入することになるので証券口座が必要になる。
他に日経225をベースに値上がりするか値下がりするか予想して賭けた分の2倍になるかそうでないか、というのもあるが、それらのサービスを詳細に調べる気にはならなかった。
話を戻して適当に生活して適当にpontaを貯めていると10000ポイント程度集まった。このまま宿泊費に当ててもいいと思うし、ponta自体はためるか使うかすれば有効期限は勝手に伸びるので貯め続けても良い。
今後のことを少し考えたときに、今後の生活費に不安があったことから投資の勉強がてらポイント運用を始めたのがきっかけだった。
STOCKPOINT for connectの基本ルール
[ルール1]PontaなどのポイントをSTOCKPOINT for Connectにチャージした時、チャージしたポイントはSTOCKPOINT for Connect内で使用可能なキャッシュポイントとして表示される。キャッシュポイントはどの株式銘柄の影響を受けない。つまり財布のようなもの。
[ルール2]ポイントは「ポイント追加」「銘柄変更」「売却する」の3つで運用する。
ポイント追加:キャッシュポイントから株式銘柄にポイントを割り付ける。
銘柄変更:株式銘柄に割り付けられているポイントを他の銘柄に分ける。(全ポイントを変更することも可能)
売却する:株式銘柄に割り付けられているポイントをキャッシュポイントに戻す。
株式を本当に購入するわけのではないので、現実の株式購入に必要な金額分のポイントは持っておく必要はない。以後は割り付けたポイントを売却したり変更したりするまで実際の株価の騰落率に合わせて上がったり下がったりするようになる。
[ルール3]「ポイント追加」「銘柄変更」「売却する」オーダーは日本時間14:30までに行わなければ当日中に反映されない。
これは公式サイト「各種申請の反映タイミングおよび申請受付停止期間について」というページに記載されているとおりで、オーダーした時刻の株価で騰落率を判定するわけではない。また時間帯によっては当日扱いではなく翌営業日扱いになる。ルール4に記載の通り、その日の騰落率は変更前のポイント値で行われてから追加・変更・売却のアクションが実施される。
[ルール4]「ポイント追加」「銘柄変更」「売却する」のオーダーと「株式銘柄ごとに騰落率を計算してポイント反映」の順序
これは 1.株式銘柄ごとに騰落率を計算してポイントに反映→2.「ポイント追加」「銘柄変更」「売却する」 の順序になる。つまり、当日中に値下がりして損することが分かっていてもそれを避けることができず、騰落率の計算が反映されないと変更できない。この順序を逆にしてしまうと在りし日のdポイント日○フロッギー宜しく勝率9割のボロ儲けができてしまうためやむなくこの順序にしていると思われる。言い換えるとデイトレード的な運用をするならば翌営業日の株価予想を14:30までにしてオーダー判断しなければならないということ。おそらく公式サイトの隅を突けば書いてあると思われるのだが見当たらない(笑)。割と重大なルールだと思うのだけど。
ちなみにキャッシュポイントにあるポイントは騰落率が必ず100%になる銘柄と思っておくと騰落率という言葉の理解が早くなるかもしれない。
[ルール5]株式市場営業日とアプリ内のグラフの表示チャート
09:00 東京証券取引所開場、ポイント推移グラフ更新
14:30 オーダー締切、以降翌営業日扱い。
15:00 東京証券取引所閉場
15:15 騰落率計算のためオーダー中断
15:30 株式銘柄終値確定
16:15 騰落率計算完了、オーダー再開
16:30 ポイント計算完了、現在のポイント表示
大体の時間であり、必ずしもこの通りに動いているとは限らない。
[ルール6]配当や優待は?
実際に株式を買ったわけではない(権利がない)ので、当然ない。ただし株価の影響は受けるので、配当確定日などに配当落ち(Google検索)の影響をきっちり受ける。配当や優待はないが、賭け続けることによる複利効果は存在するので全くメリットがないわけではない。
[ルール7]一度出したオーダーは取り下げできない。
システムがタコなのか本当の株式取引に合わせたのかはわからない。どうにせよ勘だけでオーダーを出すと利益を出しにくい。
オススメの銘柄は?
STOCKPOINT for Connectでは118銘柄にポイント割当することが可能で、前項に記述したとおりその時の株価に関わらずポイントを割り付けることができる。今は色々な事情からETF(Exchange Traded Funds:上場投資信託)である「ダイワ上場投信-日経225」を中心にポイント割当している。ポイント運用を始めて実際の流れを確認している間は好きな企業、お世話になってる企業に割り付けていた。
ちなみにSTOCKPOINT for Connectの場合、株式銘柄に割り付けたポイントが実際の株価を上回っている場合、Connect証券に証券口座がありアプリと連携しているときに限りアプリ上から実際の株と引き換えることができる(原則1週間程度かかる)。この処理は「ポイント追加」「銘柄変更」「売却する」のオーダーと同じタイミングで実施する。その後その株式が値上がりしようが値下がりしようが関係なく交換は実施される。
ポイント運用、実際おすすめできる?
上記のルールを知ってなお株式投資の勉強したい方で細かく調整できる人にはオススメできるかも。単純に倍掛けのお遊び感覚だとヤケドするので、Pontaであればauカブドットコム証券などで遊んだほうが良いかもしれない。
ちなみに:STOCKPOINT for Connectの兄弟アプリ
STOCKPOINT for Connectの姉妹アプリに約170銘柄のポイント運用できるSTOCKPOINT(Pontaは不可)、ポイント運用アプリながらRPGゲーム仕立てのSTOCKPOINT for MUFGというアプリがある。これらはインストールしたこともないが、好みの問題だろう。
ちなみに:原資を確保するためだけに陸マイラーは目指さないほうが良い(2023年時点では)
じゃらん.netにしてもローソンにしても今はほぼ使っていない。ホテルとしてルートインと飛行機はJALは使っているものの、今現在におけるポイントの上流部にあるJALマイレージ(Pontaポイント/dポイントへ転がす)やANAマイレージ(Tポイント/Rポイントに転がす)を貯めたほうがやりやすいと言うだけの話。といって陸マイラーになろうというわけではなく、どんなにポイント貯めてもどうせ使わないなら、最も税金が損してもめんどくさくなくてとりあえず世の中のためになる株式の運用投資で働いてもらおうという考え。
色々あってJALマイレージを中心にポイントを貯める生活をはじめたが、その際陸マイラーのやり方等勉強するためにいくつかのブログを周ったけども、どう考えてもブログ読んだ人間に年会費が高額なカードを契約させてひたすらマイル特約店で買い物させたりポイントサイトでひたすらサービスを受けるという代物だらけで、それだけじゃゴールドカードとかプラチナカードの年間維持費をペイできるほど貯められるわけねえだろその「貯めたマイルで毎年海外旅行に行ってる」というのはウェブ広告とブログで獲得したカード紹介手数料じゃねーかって結論になったので、私は公式サイトのキャンペーンに乗ってJALカードSuicaにショッピングプレミアムのサービスを付けた普通カードで貯めてます。
※記事の後半でSPGアメックスが陸マイラー最強とか書いてあったらそのサイトはもはや参考にならないレベルです。年会費をポイントだけでペイするためにどれだけ年間利用しなければならないかを計算してみればどう考えても現実的ではありません。2023年01月時点では年会費は34100円で100円3ポイントだったとして113万0000円使用しなければペイできません。対してJALカードでは年会費2200円+ショッピングプレミアム3300円としても最低55万0000円使用すればペイできます。(その上、ENEOS・ほとんどのAEONグループ店舗・ファミリーマート・ルートインなど特約店で2倍ポイントになるので更に費用を抑えられる)
履歴
2023/01/01 加筆修正
2022/09/21 文章の軽微な修正
2022/04/27 文章の軽微な修正
2022/04/25 公開
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