45,000km走行したセロー250に対するエーゼットFCR-602の使用効果のメモ

バイクを始めとした車両関係についてど素人が書いているものですから、すべて噂程度に捉えてください。

<添加開始前の状況>
・セロー250を納車時から45,000kmほどまでオイル交換ごとにヤマハカーボンクリーナーを添加。燃費は38km/L程度。悪いときは35km/L。AZ FCR-602添加開始以降は添加中止。
・燃費は燃料を空状態にするほど向上する。(燃料もウェイトの一部なので当然といえば当然)
・セロー250の標準タイヤはブリジストン社製TW301/TW302、XT250Xで使っていそうな同社製BW201/BW202でも転がりは良くなったように感じても燃費はそれほど変わらない。
・チェーンメンテはやっておくと若干燃費的には伸びる。セロー250のチェーンはほぼグリースの塗付はそれほど重要ではないと思われるが、不要なトラブルを避ける意味では定期的に除去と塗付を行ったほうが良い。

<添加条件>
・45,000km以降はできるだけ燃料を空に近くしてから、AZ FCR-062を給油量に対して0.25%程度(最大25ml)を添加しレギュラーガソリンを満タンに給油する手順を取る。
・アイドリング時の回転数は特に調整しない。新車納車時のままとする。

<添加後の状況>
・燃費は37km/L、悪いときは34km/Lだが、それは最初のうちのみであり、徐々に添加前の燃費に回復しつつある。これは添加開始時期が冬であることも関係していると思われ、春/夏/秋の記録がないがこれを下回ることはないと想定される。(ガソリンは給油時と実走行時に温度差がある場合、通常より燃費が向上/低下してしまうことがある)
・添加回数を追うごとに添加前より明らかにアイドリングが安定している。セロー250にありがちなNチカ問題がほぼ見られなくなった。
・走り出しがスムーズ、5速での60km→80km増速速度が向上、85km/hの巡航が極めて楽になった:ただしBW201/BW202の話であり、TW301/TW302ではもう少し低くなる。

<注記>
・上記記述について、見様によってはヤマハカーボンクリーナーの効果は認められないふうに見えるが、本来想定されている使用タイミングと使用方法を誤っているためと考えられるため、完全に効果がないとは言い難い。(あくまでも個人的に納得している部分だが、YouTubeや先輩方の経験則を整理すると時々レブ限界まで回すことと通常運行時はゆっくり回すことに効果がありそうであるという意見自体は一致し、かつ実体験上効果があるように見えるので、そうした使い方であれば効果はあるかもしれない。ヤマハカーボンクリーナーやフューエルワンにもいえることだが一度入れただけでしばらく効果がある:例えば3000kmだとか半年間効果が保つというのは個人的には眉唾でガソリンと混ざった添加剤は普通一緒に燃焼してしまうはずなのでどうしたら半年も残留し続けることができるのかがイマイチ理解できない)
・すべてのセロー250に効果があるとは言い難いが、Nチカ問題が解決するのであれば、多少燃費を削ってもアイドリング改善は価値があると思う。あくまでも噂レベルの信用度だが、停止時dIAGで確認できるバッテリー電圧値が12.5V以下を示す場合は確実にNチカ問題が発生する。これを解決するには発電量を現在より増やす他ない。つまり、本対処としてはアイドリング時のエンジン回転数を若干上げていくなどの段階的調整が必要になると考えられる。
・この記事は追記/変更が行われることがある。

audio/dtmfdialのメモ

 FreeBSD Ports Collectionに登録されているaudio/dtmfdialはアナログ電話におけるプッシュ音再現するソフトです。プッシュホンでは"16"音再生できるので、下記の文字はすべて操作することができます。(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/DTMF)
 →123A456B789C*0#D
※シェルで実行するには半角アスタリスクはエスケープしておく必要があります。


準備<インストール方法>
pkg install audio/dtmfdial

設定<オプション関係>
有線のスピーカーを使用している場合は特に必要ないと思われますが、スピーカーへ入力するサンプリングレートが決まっている場合は--speedオプションで変更しなければなりません。これは通常44100Hzや48000Hzなどの数値で知られているものです。(デフォルトは8000Hz)

設定<他>
1文字の再生時間を調整する→ --tone-time [ms]
文字と文字の無音時間を調整する→ --silent-time [ms]
音質を良くする→ --bits [8-16]
他の設定はdtmfdialコマンドで確認できます。

使用例
dtmfdial 0606552355
dtmfdial --tone-time 200 --silent-time 50 --bits 16 09009114514

hp mini 1007tuの余生を考える話

 ネットブックが流行った2009年ぐらいの話、中古PC屋で一目惚れして未だに使っているパソコンにhp mini 1007tuがある。発売から10年近く経ってしまった今では、搭載されているCPU:Atom N270 1.6GHzでは非力な部類となってしまうが、それでも使い続けるにはどうすれば良いかということで、3.5 inch ミニプラグがついたAMラジオを常にON状態にしマイク端子で拾わせて、リアルタイムでエンコード&bluetoothで飛ばしつつ、時報代わりにすればいいかなあということで、そうしたFreeBSDのサーバを構築するという話です。

思い出し思い出しで書いているので、時々追記してるかもしれません。


条件<ハード面>
・CPU: Intel Atom N270 (64bitシステムは非対応)
・MEM: 2GB
・Disk Drive: pSSD 16GB + USBメモリ 8GB
USBドングル
・GPS Receiver: u-blox AG www.u-blox.com u-blox 7 GPS/GNSS Receiver(Vendor:0x1546 Product:0x01a7)
・Wireless: Ralink 802.11 n WLAN(Vendor:0x0411 Product:0x01a2)
・USB Audio: Creative Labs
Sound Blaster Play!(Vendor:0x041e Product:0x30d3)

その他搭載されているデバイスにはUSBに化けているbluetoothやらはありますが、割愛します。カメラ機能も使いません。

構築<ネットワーク環境>
 hp miniだけの問題ではないのですが、FreeBSDはbroadcomのワイアレスデバイスとかなり相性が悪いようで、bwiやbwnのドライバをそのまま読み込んでもほぼ使用できません。ネットブックが流行った頃にはndisgenコマンドによってWindows XP用のドライバを化かして使うという手が使えたのですが、今回使えませんでした。しかもhpの場合、内蔵ワイアレスデバイスを交換してもBIOSによって起動を拒否されるので、どうしてもBIOSに使用可能であると認識させたい場合は、使いたいワイアレスデバイスに細工をする必要があるようです(詳しくは 104 unsupported wireless network device detected で検索してみてください。同様の問題はIBM/Lenovoでもあります)。なお、私は諦めました。そこまでやる必要はないしUSBドングルが割とと余っていたので気にしなかったこともあります。

 今回RalinkのUSBドングルを使うので、下記のような設定をします。
 特にネットワークサーバとして動かす予定はないので、DHCPでネットワークIPアドレスを取得します。
  /etc/wpa_supplicant.conf に追加
   network {
    ssid="接続先SSID"
    ssid="接続先SSIDパスワード"
   }

  /etc/rc.conf に追加
   wlans_run0="wlan0"
   ifconfig_wlan0="WPA DHCP country JP"

 一応書いておきますが、日本国外に住んでいる場合は、countryの後ろのJPの部分を書き換えなければならないかもしれません。逆に日本国内に住んでいる場合はJPの設定にしないと電波法違反になるかもしれません。



構築<正確な時計の獲得>
 正確な時計を作らなければならないのですが、いくつか方法はあるなかで一番簡単なのは、インターネット上にあるNTPサーバから時間を取得する方法です。しかしインターネット未接続条件下では、hp mini内蔵の時計に従ってフラフラとずれていくので、あまり信用できるものではありません。
 秒単位でずれていって戻らないという状態は困るが、ある基準に従って行ったり来たりするのは全く問題ないし、それが秒単位でなければ特段問題ないので、ラズパイで一時期話題になったGPSレシーバーを使った正確な時計を作ることにします。なぜGPSの電波を受信することで正確な時計を作ることができるかについてはここでは説明を避けますが、興味があれば調べてみると良いでしょう。

 単純に下記のように設定していきます。
  /etc/devfs.conf に追加
   link cuaU0 gps0

  /etc/ntp.conf に追加
   pidfile /var/run/ntpd.pid
   driftfile /var/db/ntpd.drift
   server 127.127.20.0 minpoll 4 prefer
   fudge 127.127.20.0 refid GPS stratum 2 flag1 0
   server 127.127.1.0 minpoll 10
   fudge 127.127.1.0 refid LOCAL stratum 13

  /etc/rc.conf に追加
   ntpd_enable="YES"
   ntpd_program="/usr/sbin/ntpd"
   ntpd_config="/etc/ntp.conf"
   ntpd_sync_on_start="YES"

 多少認識の仕方によってはデバイス名が変わってくるところもあるので、そのへんは適時変更する。
 ここで再起動してみて、ルートユーザなりでntpq -p とかコマンドを打ってみてしばらくしてGPSの行頭に半角アスタリスクがついたらいい感じ。



構築<bluetoothスピーカーと接続>
 とりあえず、適当なbluetoothスピーカーと接続します。ダイソーで600円で売ってたBTS-032Aにつなげます。

 パッケージの導入(要インターネット環境)
  pkg install virtual_oss

 /etc/rc.conf に追加
  hcsecd_enable="YES"
  dbus_enable="YES"

 daemon hcsecd の起動コマンド
  service hcsecd restart

 daemon sdpd の起動コマンド
  service sdpd onestart

  ※このデーモンは今回限りで良いので、再起動後自動起動させる必要はない。

 対象のbluetoothスピーカーのBDアドレスの確認コマンド → 出力されるBD_ADDRを記録しておく
  hccontrol -n ubt0hci inquiry

  ※このコマンドを投入する前にbluetoothスピーカーの電源を入れておくこと。

 対象のbluetoothスピーカーの名前を確認する
  hccontrol -n ubt0hci remote_name_request BD_ADDR

  今回の場合、BTS-032Aであること。違う場合は他のを探しましょう。

 /etc/bluetooth/hcsecd.conf に追加
  device {
   bdaddr 記録したBD_ADDR;
   name   "BTS-032A";
   key    nokey;
   pin    "0000";
  }

  詳細はbluetoothスピーカーの説明書を確認してみましょう。そうでなければスマホで一旦接続して確認するのも手です。


 /boot/loader.conf に追加
  cuse_load="YES"


 /etc/rc.local に追加
  sleep 10
  BD_ADDR="記録したBD_ADDR"
  /usr/sbin/hccontrol -n ubt0hci create_connection ${BD_ADDR}
  /usr/local/sbin/virtual_oss -C 2 -c 2 -r 44100 -b 16 -s 1024 -R /dev/null -p /dev/bluetooth/${BD_ADDR} -d dsp &

 ここで再起動して、bluetoothスピーカーの反応を確認しておく。
 接続された反応がなければ、設定を見直す。


構築<AMラジオ→bluetoothスピーカーへ>
 当初icecastなどのストリーミングサーバが必要かと思ったが、そもそもLANで再配信する予定はないので、コーディック変換してスピーカーそのままスルーしてしまえば解決できそう。

 パッケージの導入(要インターネット環境)
  pkg install ffmpeg mpg123


 AMラジオとUSB Audioのマイク端子をつなぎ、以下のコマンドを試す。(下記コマンドでは30秒音声が再生されるはず)
  /usr/local/bin/ffmpeg -f oss -i /dev/dsp1 -vol 3072 -t 00:00:30 -ar 44100 -ac 1 -vn -c:a mp2 -b:a 320k -f mp2 - | mpg123 -
  たいてい一発では成功しないので、AMラジオからジャックが外れたときに耳に触らない程度の音量で、-vol値を操作しつつ音量を調整する必要はある。


構築<crontabの設定>
 今回はユーザ名:fbsdにcronを実行させるので、fbsdでログインし、下記コマンドで編集を始める。
  crontab -e

 ルートユーザでfbsdに実行させるcrontabを書く場合は下記のようにする。
  crontab -u fbsd -e

 今回は、NHK-AMの00分に流れる時報を再生できればいいので、59分から2分間再生できれば良い、ということで下記のように書く。
  59 * * * * /usr/local/bin/ffmpeg -f oss -i /dev/dsp1 -vol 3072 -t 00:02:00 -ar 44100 -vn -c:a mp2 -b:a 320k -f mp2 - | mpg123 -

 これで以上、ではなく、もう一つ設定をする。
  /var/cron/allow に追加
   fbsd

 あとは59分が来るのを待ち、ラジオが流れ始めるかを確認しておしまい。

Aspire One 533(2009発売)のセットアップ

 ある日秋葉原にでかけたとき、6,000円ぐらいで程度の良い中古のAspire One 533を買ったので、どうせなら全部中古で構成し、セローで持ち回るパソコンとして使えるように頑張ってみたものです。だいたい1万円で済みました(誤って買ったDDR2 2GB:1,200円や、相性問題で使えなかったDDR3 2GB:1,200円はノーカウント)


<ハード面>
CPU: Intel Atom N455 (https://ark.intel.com/content/www/jp/ja/ark/products/49491/intel-atom-processor-n455-512k-cache-1-66-ghz.html)
MEM: DDR3 1GB(1枚)→DDR3 2GB(2GB):1,200円
Disk: HDD 160GB→HDD 500GB:1,500円
OS: Windows 7 Starter→FreeBSD 12.1R/amd64
Wireless: Broadcom BCM4313→Intel 3160 :600円(https://ark.intel.com/content/www/jp/ja/ark/products/75442/intel-dual-band-wireless-ac-3160.html)


・CPUの交換はできません。このCPUを搭載しているボードのMEM上限は2GBです。
・MEMに関しては、1ボードあたり両面8枚でないと相性問題が発生しそうな気がします。片面8チップ両面16枚では画面が立ち上がりませんでした。
・Aspire One 533は2.5inch Disk Driveが1台搭載可能です。年代や大きさの割には拡張性が高く、SSDに載せ替えると速度面や電力面に幸せになれるかもしれません。今回は費用対容量の関係上、ギガ単価の安い中古HDDを載せています。
・OSは、Windows7 Starterのサポート期限が終了しているので、インターネットにつなげるにはさらなる投資が必要です。
・FreeBSDは全体的にBroadcomの内蔵ワイアレスデバイスを苦手としているようです。ndisgenが使えればいいと思いますが、可能であればIntelやAtherosの内蔵ワイアレスデバイスを追加購入して交換してしまうほうが良いと思います。(IBM/Lenovoやhpは内蔵ワイアレスデバイスで有名な問題に直面するが、幸運にもこのマシンはAcerである)
・各部品の交換方法は、"Aspire One 533 SSD 換装"などで検索すれば、詳細に解説してくれるサイトや動画があるのでそちらに譲ります。一応書いておきますが、筐体ウラ面のシールに人為的な瑕疵があると保証対象外になるそうです。
・mSATAが載りそうなスロットがありますが、載せてもBIOSに出ません。おそらくdocomo-3Gのモジュールを載せるためのものと想定されます。ですがSIMスロットが存在しないため、苦労して3G/4Gモジュールを手配しても更に追加装備が必要になると思われます。


<ソフト面(FreeBSDの設定)>
・インストール:ディスクの構成
 EFIではなくBIOSであることから、MBR+GPTでディスクを構成。スワップは明らかに無駄ですが(おそらく4Gで充分)、比較的余裕を持っていることと後で取り崩して別システムを突っ込むことも想定して、16Gぐらいにしておきます。
 MBR+GPT
  freebsd-boot 512k
  freebsd-ufs  450G
  freebsd-swap 16G
注記:freebsd-swapは8Gを超えてswapを確保する意味がないそうです。

・インストール:その他のメモ
 MEMが2GBでZFSを使うのも乙なものですが、頼れる端末が他にない状況下ではUFSのほうが取り回しが効くと思います。(シングルディスクでZFSを使うメリットとしては、ファイル圧縮による容量節約がありますがCPUにその余力があるとはとても思えないので)
 portsはFreeBSD起動後にportsnapコマンド等で手に入りますが、srcとlib32も後で手に入れることができますが、この時点でチェックを入れてダウンロードするといいかもしれません。-dbgも切りましょう。表示されていませんがkernelやbaseはきっちり入りますのでkernel-dbgやbase-dbgはチェックを外しても問題ありません。
 sendmailやcoredumpは無効にします。基本的に使いません…(mailコマンドはわからないし、coredumpでデバッグするわけでもないので…)
 ユーザは一つだけですが、wheelグループに追加したりシェルをcsh(tcsh)に設定するぐらいで、他はデフォルトです。


ここまで来たら、インストールディスクを抜いて、再起動します。

・再起動後の設定
 /etc/rc.confに設定
  kld_list="/boot/modules/i915kms.ko"
  clear_tmp_enable="YES"
  sendmail_enable="NONE"
  hostname="お好きなホスト名を"
  keymap="jp.kbd"
  ntpdate_enable="YES"
  powerd_enable="YES"
  cursor="blink"
  keyrate="fast"
  dumpdev="NO"
  wlans_iwm0="wlan0"
  ifconfig_wlan0="WPA DHCP country JP"
  slim_enable="YES"
  dbus_enable="YES"

 /etc/wpa_supplicant.conf
  network={
    ssid="接続先SSID"
    psk="接続先SSIDのパスワード"
  }
 ※wpa_passphressコマンドを使用することで、上記フォーマットを出力することができます。


 必要なpkgのインストール
  pkg install drm-legacy-kmod firefox-esr fluxbox ja-uim-mozc leafpad lxterminal pcmanfm plank slim slim-themes sudo thunderbird topless uim-gtk3 uim-qt5 vlc xf86-video-intel xf86-video-scfb xf86-video-vesa xorg

  drm-legacy-kmod
   …X表示用のintelドライバ。2009年ものだと古い部類。
  firefox-esr
   …ウェブブラウザ。Mozilla FirefoxのESR。Chromiumでもいいのだが好みの問題。MidoriやFalkonなどを使う手もあるかもしれない。
  fluxbox
   …X Window Manager。OpenBoxを使う手もあると思うが、必要な機能は揃っているし、枯れており、今後機能の追加も頻繁に発生しないと思われるので設定調整が必要な更新が発生しにくい。好みの問題。
  ja-uim-mozc
   …日本語入力用FEP。uimとmozcの日本語バージョン。
  leafpad
   …メモ帳代わり。プラグインはないが比較的動作も軽快で割と使う。もう少し高機能なものを使うのであればmousepadを使う手もあるかもしれない。
  lxterminal
   …ターミナル。sakuraやmltermなどを使う手もある。
  pcmanfm
   …ファイルマネージャ。デスクトップのファイル表示も兼ねる。ThunarがXfce依存でなければThunarにしたいところだが…
  plank
   …デスクトップランチャー。
  slim、slim-themes
   …Xログイン用。Linux方面ではlightdm。slim-themesでのfbsdがかっこいいのでこちらを使用。
  sudo
   …詳しくはGoogle先生に聞いてみてください。BSDならdoasコマンドも検討か。
  thunderbird
   …Mozillaのメーラー。紆余曲折あってMozillaに残留できた。
  topless
   …ターミナルで使うと便利なコマンド
  uim-gtk3、uim-qt5
   …ja-uim-mozcのFEPをタスクバーに表示できる他、インストールすると何故かgtkもしくはqt5の入力問題が改善することがあるため、2つともインストールしている(気のせいかもしれない)
  vlc
   …名の通るOSでは基本的に対応しており、だいたいのメディアファイルなら再生できるメディアプレイヤー。その代わり多少CPUパワーが必要。
  xf86-video-intel
   …intel製のグラフィックドライバの取りまとめ役
  xf86-video-scfb xf86-video-vesa
   …グラフィックドライバのフル機能は回せないが、とりあえずインストールされていればXの画面までは行ける確率を上げるワイルドカード的なグラフィックドライバ。ただしハードウェア支援機能が使用不能であることやxrandrなどで一部の機能は制限される。
  xorg
   …Xを表示するために必要なソフト群のメタポート。


 /boot/loader.confの設定
  security.bsd.allow_destructive_dtrace=0
  kern.vt.fb.default_mode="1024x600"
  i915kms_load="YES"


 /usr/local/etc/slim.confの設定
  current_theme default をコメント化
  current_theme fbsd を追加


 Xでログインするユーザで設定(~/.xinitrc)
  #!/bin/sh

  setxkbmap jp

  export LANG=ja_JP.UTF-8
  export GTK_IM_MODULE=xim
  export QT_IM_MODULE=uim
  export XMODIFIERS=@im=uim
  export XIM=uim
  /usr/local/bin/mozc start
  uim-xim &
  uim-toolbar-gtk3-systray &

  plank &
  lxterminal || xterm &
  pcmanfm --desktop &


  exec fluxbox || twm || xterm


 その他の設定
  Firefox … 日本語化とズーム機能、Adblock関係の追加以外は基本的にしません。その他に必要なトラフィックや計算が必要そうなものはほとんど切ります。MEMが2GBいけるなら問題はないが、1GBの場合はクリックの応答が3分後になるレベルなので、他のブラウザを検討したほうが良い。
  plank … 最初に記録しているのはターミナルとFirefoxぐらいなので初回はlxterminalなどで起動して、plankにアイコンが表示されたら右クリックしてドッグに追加を繰り返します。
  uim-mozc … 別記事を参照してください(https://gnshy.blogspot.com/2019/10/uim-mozc.html)




 結果 
  充分に使えます。本当の意味でネットブックでしょう。VPN経由で自宅のシステムにも繋げられますし、ちょっと不満はありますがこの記事自体も書くことができています。また、本来の目的であるデータストレージとしても充分活躍できていますし、これからも期待できそうです。


 難点
  何度でも書きますがメモリ1GBで頑張ろうとすると、人生が1度だけでは時間が足りないと思われます。手に入れてしまったら即2GB化したほうがいいと思われます。(製品サポートもないだろうし)
  1024x600という2020年におけるスマホより狭い解像度では完全に横幅を表示できないサイトもいくつかあるし、縦幅がとにかく余裕がないのでFirefoxのタブすら消したいと思うこともある。ほとんどの場合、一度に表示できるアプリケーションはほぼ1つだけ。ズーム機能などを利用して狭い画面を広く使う手は打つべきです。

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