バイク旅@貧乏ライダーのための最低限揃えるべき装備

この記事は

以前、「とりあえず持っていたほうが良いと思った物品」という記事で、あえてバイクカスタムや身につける装備品について書かなかったのだが、この記事では逆に最低限このカスタムが欲しいとか、こういう装備が欲しいなどといったものを、個人主観の重要度順に記述した。 必要に応じて更新する。

長いから3行で

・ヘルメットは店行って気に入ったものを試着してフィッティングして買うほうが良い。
・グローブは基本的に使い捨て。当たりを見つけたら終売になる前に買い増し。
・プロテクターはまずは通年物か夏物を揃える。

ヘルメット

 まさかかぶらずにバイクに跨ろうとしている人はいないと思うが、これだけは絶対に金をかけたほうが良い。何より事が起こったときに役立つし、ちゃんと調整すれば買ったときの違和感も時間が経つほど気にならなくなる。先輩ライダーに伺うと、フルフェイスシステムヘルメットジェットヘルメットの順に身を守れて良いとされている。  メーカーはSHOEI(日本)ARAI(日本)の他、OGK KABUTO(日本)SIMPSON(米国)HJC(韓国)WINS(日本)など。半ヘルは法を守るだけのもの。余程こだわりがない限りつけないほうが良い。滑りゴケした瞬間に頭のどこかを摺鉦おろしすることになる。おまわりさんもそんなにいなさそうな場所であれば空気製のヘルメットはよく見る。
 実感としては人に聴いて良し悪しを決めるより、乗り慣れて買い替えのタイミングがきたらぐらいでもよく、最低2万円以上のものを選びたい。
 教習所やバイク納車時プレゼントでもらったヘルメットを使い続けるのもありだが、2りんかんライコランドNAPS(ナップス)などのバイク用品ショップに行き、試着するなどして実際にかぶって判断するほうが良い。できれば店舗ごとのイベント情報を時々確認してヘルメットメーカーのメーカー社員がフェアを行っている時を狙って買いに行くほうがフィッティングをしっかり行えるので長く使える。
 色々なヘルメットをかぶって運転してみれば、なぜ白バイ隊員がフルフェイスではなくジェットをかぶっているかを想像できると思う。あれはお予算が少ないから仕方なく使っているというわけではない。

手袋(ライダーグローブ)

 まず、基本的に雨には無防備の前提になる。雨対策が施された手袋はほぼ蒸れて使い物にならなくなる。グローブにプロテクターがある方が事が起きたときには被害が広がりにくいが普段の操縦性は落ちてしまう。どんなに良いものを買ったとしても週1回以上1年も使えば破れたり解れたり臭いがするようになる。奇跡的に蒸れない・破れないグローブに出逢えたら終売になる前に買い増ししておくことをオススメする。
 とりあえず運用なら1000〜1500円ぐらいのセール品で。軍手のような何かに引っ掛けるとそのまま持っていかれるようなものはオススメしない。もっとも、着用しないで運転するのは全くオススメできない。

防水透湿のジャケットとパンツ(大きめ)

 突然の雨対策および夏以外の秋冬春の寒さに対抗するためのアウター相当。なぜ透湿でないといけないかは、雨の中を合羽を着て自転車なりバイクなりを走らせたことがあれば分かるのではないだろうか。普段どんなに水蒸気を発しない人でも雨具内の湿度が急上昇して発汗できず体感的に暑くなる。そして、バイク用の雨具はコンビニで販売してるような雨具では到底防ぐことはできない。
 防寒対策としてはこれを着るだけではダメで、10km/hは体感1℃さげるものだと思っていたほうが良いだろう。体熱を無駄にしないよう内側に綿入りのアウターで空気層を保持することも大切である。別の項で夏用だと思われているプロテクター付きジャケットメッシュタイプを通年着られると主張しているのは、プロテクターで保護しつつ空気層を厚くするためにも用いれるからである。

ライダーブーツ

 特に急ぐものではないが、普段履いているような靴ではシフトレバーや後輪ブレーキ操作で傷んでしまう。これを回避するために専用のライダーブーツを用意しておきたい、のは考えることだが、マトモに購入してしまうと簡単に諭吉さんの出番になる。できるだけ革製で足首から先を保護する靴であれば特に何でも良いので安いものを用意しておきたい。それにシフトパッド(別称:シフトガード、プロテクターパッド)を取り付けるだけでとりあえずはなんとかなる。財布に余裕が出てきたらサバイバルゲーム用のタクティカルブーツっぽいものでも良いので一足は用意しておきたい。

プロテクター付きジャケットメッシュタイプ/プロテクター付きパンツ

 できるならば、革のジャケットからハードプロテクターまで用意したい。単品で税込み3万を超えることはザラなので諦めざる得ない。もし見境なく選べるとしたら気に入ったものを買えば良いだろう。ソフトシェルにしてもハードシェルにしても身を守ってくれることに変わりはない。ソフトシェルであれば普段から動きやすい分、いざというときの保護は薄い、ハードシェルであれば普段から動きにくい分いざというときの保護は厚い、といえる。
 で、貧乏ライダーとしてはそんなに選ぶ余地などない。この時真っ先に揃えるべきは時期に関わらず通年モデルか夏物で、秋冬春物は後回し。これはあくまでも通年着続けることを考えた場合、夏の暑さは車載クーラーもしくは送風ファン、冷感スプレーを除いてはとにかく走行状態を維持する他に対策はない。だが秋冬春先の寒さは特に電気的な物品を用いなくてもアウターや温カイロなど世の中には暖房グッズは充実している。なにより秋冬春の季節に夏物を付けてはいけないわけではなく、アウターを工夫することで暖を取る為に一役になってもらうことすらできる。つまり秋冬春物は対策のしようはあるが夏はそれほどないということである。
 肝心の性能だが、セローと一緒にガードロープに60km/hでチャージを仕掛けたときにセローから落下し、ガードロープと直接接触。上半身はジャケットを身に着けていたので肘や肩などに骨折等はなく、左手の軽い出血だけで事は済んだが、その時プロテクター付きパンツはつけておらず、膝にはヒビを入れてしまった。

荷物積載用具

 荷物積載にあたってはいくつか方法があるが、最も簡単なのはリュックサックだろう。その他にはバイクに取り付ける機材としてのパニアケースや自転車前カゴに取り付けるようなネットを活用した固定、果ては何らかのケースを改造して取り付けるなど、様々な方法がある。特に希望やバイクの制限がなければリュックサックになるだろう。
 100均の自転車用ネットもネット同士を繋ぐとそれなりに使い物になるが、ガチガチになるように投資するとバイク用品店で買えるバイク用ネットの価格を超えることがあるので、余程計算高くない限りは最初はバイク用品店で買ったほうがお得。なお、網の目は細ければ細かいほどよいというわけではない。ネットの利点のひとつに網の目の間から荷物を取り出せることにある。
 私の場合は何度か転倒している経験から基本的にパニアケースは使わない。バイク重量にもよるがパニアケースは転倒した瞬間にバイクの代わりに大ダメージを受けてくれるということを覚えておいたほうが良い。取付時に感じた柔らかさはそのまま壊れ易さに直結する。GIVIのパニアケースでさえ1度めの転倒で鍵が破損し、2度目の転倒でマウンタが外れた。マウンタとケースの結合部が破損すると、その形状がゆえにロープなどで固定できずケースは置いていくか良くて発送処理することになるからだ(両方とも経験したし、置いていったパニアケースは後日回収した)。普通は倒さない前提で検討するものなのでコケないで済む自信があればパニアケースのほうが良い。特に重心が高くなりがちな車種では特に気にしておいたほうが良いように思う。
 ボストンバックとロープで運用するテクニックを覚えておいたほうが良い。この2つは日本国内であればホームセンターのようなところで調達可能な物品だからだ。

ナンバープレート取り付け用ステー

 荷物固定用に。かごネットやロープとの併用が前提。ナンバープレートに書いてある文字が読めないほどにフックや紐をつけたりするとおまわりさんから指導が入る恐れがあるので使う際はホドホドにしておこう。

ブーツカバー

 シフトレバーや後輪ブレーキを操作する両足を雨から守るブーツカバーについても記述する。これは降り始めてから対策することはほぼ不可能で、レジ袋では代替が効かない。バイク用品店でブーツカバーを買うとか、雨が侵入しにくいブーツを使うなどが考えられる。一長一短あるので試してみると良いかもしれない。

修理用部品

 具体的には、車載工具・スパークプラグ(例:DR7GA セローの場合DG11J/DG17Jのみ、他の場合は改めて調べること)・ブレーキレバークラッチレバー10A/15A/20Aのミニ平型ヒューズと30Aの平型ヒューズ。
 安めでできるだけ小さく薄型なデジタルテスター。ほとんどの場合バッテリー電圧や導通試験目的なので1000円程度の安めで良い。できるだけ単4電池かCR2032などのコンビニでも調達しやすい電池を使用したものを選んでおく。ただし使い方はちゃんと調べて練習しておくこと。車載のテスト機能は車種によっては使用できないこともある。

リンク

バイク用品店関係
2りんかん
ライコランド
NAPS(ナップス)
南海部品
BIKE WORLD

ヘルメット関係
SHOEI(日本)
ARAI(日本)
OGK KABUTO(日本)
SIMPSON(米国)
HJC(韓国)
WINS(日本)
MOTERHEAD RIDERS

バイクプロテクターなどの装備
GOLDWIN(motocycle)
RS TAICHI
ALPINE STARS
KOMINE
MOTERHEAD RIDERS

履歴

・2023/05/06 一部の校正
・2023/01/06 全体的な校正
・2023/01/01 リンクの更新(ヘルメット関係、バイクプロテクターなどの装備)
・2022/12/31 初版

20年間適当にいじってきただけのFreeBSDユーザーが書く「FreeBSDはヒトに薦められる」のか?という話。

20年間適当にいじってきただけのFreeBSDユーザーが書く「FreeBSDはヒトに薦められる」のか?という話。

目次

1. このメモを書いた人間のFreeBSDの経歴

2. 結論

3. FreeBSDの悪い点

4. FreeBSDの良い点

5. 最後に



1. このメモを書いた人間のFreeBSDの経歴

長いので3行

・長期間使ってますがプログラミングはほぼできません。
・伝道師なんていなかった。でもほぼ書籍とネットでデスクトップ的普段使いはできるようになった。
・ハッカーになろうとしても"良い問題を見つけて自分の解決すべき課題として取り組まなければ本当の力にならない"。

黎明期(2002〜2004)

・2005年頃にWindows ME入りのPCをタダでもらいゲームだけをしていた。
・Windows Meは1週間に1度は再インストールするほど不安定だった。
・世の中はドットコムバブルが溶けた時代。一言で言えばLinuxが流行っていた。
・Linuxという言葉をたどるうちにエリック・レイモンド氏の「ハッカーになろう(リンク先は邦訳版)」を読んでハッカーになることを志す。
・教本に従い、Linuxのインストールを試みるためHDDを買ってくる。IDE 80GB。
・Redhat Linux、TurboLinuxをインストールして、GNOME2やKDE3に感動するもそこから何をすればよいのかわからない。
・脳筋なのでソフトウェアを書くとかそういうことはできない。
・インターネットにつながらず、TurboLinuxを起動してはわからないことをメモし、Windows Meで方法を検索してからTurboLinuxで試し、の行ったり来たり。そのうち飽きる。
・何も変わらんやんけ。
・そういえばFreeBSDというものもあったな。
・FreeBSD 4.11のKDE付きインストーラディスクをダウンロード、インストール。FreeBSDのインストール時にWindows Meも吹っ飛んだ。
・どうにかしてFreeBSDとWindows Meを共存させたい。Windows MeをインストールしてからFreeBSDをインストールすればOSセレクタが使える事を学ぶ。
・図書館でFreeBSDの書籍(バージョンが2.2のもの・・・)を見つけ、連続して何週間も借りる。そしてそれっぽいコマンドを叩く。失敗して状況がわからなくなったらFreeBSDを再インストール。
・FreeBSDではアプリを追加するのにPorts Collectionというものでソースコンパイル&インストールが普通らしい→指定のディレクトリに移動してからmake install?なるほど、わからん。
・設定ファイルはほぼ写経。それでも使う分には何とかなった。

ブレイクスルー(2004〜2006)

・FreeBSD 6.1を入手。FreeBSD 4.11を消して新規インストール。Xはvideoドライバ全部入れ。meta-portを知らないので目に付いたものは全部入れ。
・FreeBSD友の会?なんかすごいことやってるがよくわからん・・・
・GNOME2もKDE4も動作が重い、なんとかならんか?軽量なDesktop EnvironmentにXfce4.6というのがあるのを知る→使ってみたい。
・とりあえずmake installだ。→startxで…KDEのままだ。なぜだ。
・.xinitrcと.xsessionにexec startxfce4の記述が必要という話を見る。→やったぜ。でも英語じゃん。
・環境変数の設定で日本語が表示できる?setenv LANG ja_JP.eucJPで可能?→英語じゃねえか。
・ざんねーん、.xinitrcは/bin/shなのでsetenvコマンドではなくexportコマンドでーす。→日本語にならないじゃないか!
・コマンドが変わると記法も変わる。export LANG=ja_JP.eucJPが正しい。→無事日本語で起動…しなかった。豆腐文字が表示される。
・日本語フォントの追加インストールが必要なのか。Ports Collectionのjapaneseにそれらしいのがあるだろ。sazanamiをインストール。→OK、やったぜ。
・Firefox 1.5はインストールできたが日本語が入力できない。でもインターネットにはつながるぞ。Google先生相手にローマ字検索…
・日本語FEP?WindowsでいうところのMS-IMEとかATOKみたいなやつ?とりあえず日本語入力できるものを… →kinput2+cannaが主流。
・export GTK_IM_MODULE=canna, export XMODIFIERS=@im=canna 呪文かよわからねえ・・・→何とか日本語が入るようになる
・そういえばしばらくWindows Meを起動していないが、これはひょっとしてこのまま移住できるのではないか? →できた。Office以外は。
・試行錯誤を経て、FreeBSDの日本語GUI環境を築いただけで謎の万能感を得る。

初めてのFreeBSDカスタムカーネル(2006〜2007)

・Windows Meより安定性がすこぶる良い。クリックしたらBSoDにならないというのはとても素晴らしい。さすがはPC-UNIX。
・にしても、Windows Meより遅い。
・なになに?カーネルから不要な機能を削って高速化?ソースコードが必要?
・どうやら/usr/srcにソースコードが必要らしいが、どうやってインストールするかわからない。
・/stand/sysinstallコマンドで追加インストールできないか?→できた。インストールCDから入れられた。
・ソースコードを最新のものにアップデートするにはcvsupコマンドを使うのと設定が必要?→ネット記事が多く助かった。
・/usr/src/sys/i386/conf/GENERICというものを編集してカーネルに組み込む設定を変更できる? →やってみるか。
・/usr/srcディレクトリでmake buildkernelというのを打てばいいんだな?→なにかやってることは分かるが長い…。そしてmake buildworld、make installkernel、make installworld、mergemaster -p、…などの一連のコマンドを打つことがなく、インストールできたと思いこむ。
・全然効果ないな→手順足りてないじゃん。
・結局多少早くなった。
・FreeBSD 6.1→FreeBSD 6.2へ。6.2ではパッチリリースはfreebsd-updateコマンドで対応可能に。そういうのもあるのか→ただしGENERICカーネルに限る。
・カスタムカーネルだよGENERICじゃないよ戻し方わからないよfreebsd-updateコマンドは使えそうにない→再インストール。ただこの頃にはパーティションのどこを消せばいいか判ってきていた。
・FreeBSD 6.3でマイナーリリース間のアップグレードが可能に。でもパッチリリースを適用するとアップグレードできない場合があった。しばらくはソースコードコンパイルでのアップグレードが続く。

慣れ親しんだWindows Meとの惜別とFreeBSDへの移住(2007〜2009)

・Thinkpad R40を購入。速い。時代はPentium MだけどMobile Pentium 4といえど今までのAMD Duronより相当速い。
・Thinkpad R40にインストールされていたWindows 2000、来るのがあと2年早ければメインになっただろうが…→FreeBSD 6.2とWindows 2000のデュアルブート。
・Windows 2000は安定性はあるけど、チューニングしたWindows Meより遅い印象。Windows 2000 SP5も出そうにない。
・FreeBSD 6.2から6.3へソースコードアップグレード。WLANの設定に悩む。Intel CentrinoテクノロジはWindowsとLinuxだけ。
・ndiswrapper?Windows XPのドライバファイルからFreeBSDで使えるデバイスドライバを作り出す?狂ってるな!→MelcoのMiniPCIカードをThinkpad R40につっこみBIOSをごにょごにょ。そして802.11bが動く。もちろんcountry JPで動かしました…
・仮想x86 PCエミュレータが流行る。VirtualPCとかVirtualBoxはないけどqemuというのがある。qemu面白そうじゃん、Windows2000入れてFreeBSD上で動かせば・・・→この時はまだゆるかったんです許してください。今はちゃんとMicrosoftへお布施しております。
・イキっていたのでMicrosoft Officeに○指たてて、レポート作成にOpenOfficeを使う。
・HTTPプロキシの問題に悩まされるも、環境変数にHTTP_PROXYがあること、Windows用の設定を読み替えて適用してみるとこれがナイスマッチング、メイン環境は完全にFreeBSDへ。
・Macromedia Flash動かねえ→今で言うLinuxulatorでFedoraCore5〜7相当のLinuxバイナリを使ってインストール・動かす方法を学習して動かす。
・WineでFirefoxなどのWindowsバイナリが動き始め、Microsoft Office 2003 Excel/Word Viewerが動き、未来を感じる。

よし、そろそろハッカーを目指そう(2009〜2012)

・Language C? LISP? Perl? Ruby? Python? make installはできる。でも参考書読んでもさっぱり分からん。何すればいいんだ?
・なぜinclude文を書く必要がある?どうしてスクリプト言語なのにimport文が必要なのか?$_とは?→プログラミング言語学習本では型通りのものしか教えてくれないので何かを作るために自分で目標を設定する必要があったが、その考えには至らなかった。
・とりあえず、いつも打ってるコマンド類はまとめて実行したいな、シェルスクリプト?なにそれ?
・OK、/bin/shのスクリプトの書き方はなんとなく判った。C-Shellスクリプトは諦めた。
・findからのgrepとか便利じゃん、xargsすげえ!→find ./ | grep hogehoge | xargs -I% sh -c 'echo %' みたいのでだいたいなんとかなってしまう。
・ハッカーになろう?正直無理じゃね?

必要にかられないと人は学習しない(2012〜2018)

・仕事じゃWindows XPか。VBScriptってのがある。メモ帳だけで行けるか。
・シェルスクリプトを書いてたかいがあったな、多少やり方が分かる。for each文が使えるのは嬉しい。
・CreateObject("Scripting.FilesystemObject")、ほほーう。こいつは使える。
・引数は${1}とかじゃなくて、WScript.Argumentsでこいつは配列。for each文に突っ込んでifで抽出すればいいね。
・シェルスクリプトで慣れた記法が使いたいが… →結局、5年ぐらい使用し、シェルスクリプトより使えるようになる。
・コンピュータの中で起きる大抵の面倒事はWindows Me/FreeBSDでの苦労に比べたら大したことはない。
・大体、スクリプトの引数・ファイル操作・文字列操作ができれば仕事上のルーチンワークで手抜きができることがわかった。特に現在のウェブスクレイピングと呼ばれているテクニックの走りである、CreateObject( "InternetExplorer.Application" )にはとてもお世話になった。業績としては評価されなかった。
・FreeBSD 7.1〜10.3ぐらいはこんな感じで進行。8.4あたりからSolaris ZFSが導入されたり、スケジューラが4BSDからULEになってたりしてたが、しばらく何もできなかった印象。

そろそろなんとかしないとなあ・・・(2018〜2022)

・FreeBSD 11.0あたりからUFSからZFSへ移転することを考えていく。→しかし、その概念が理解できず度々断念。UFSより面倒くさい管理なのにメリットを感じづらい。
・RAID-Zはとりあえず設定できたようだが…これでいいのか? →当初はZFS用のパーティションを区切ることなくディスク全体を使うZFSの運用。もちろん各プロパティはデフォルトのまま。
・試行錯誤を繰り返し、freebsd-boot,efi,freebsd-swap,freebsd-zfsの編成で個人的に固定。 →freebsd-swapは天使の取り分的な意味合いとして確保。
・起動ディスクをUFSからZFSへ。HDD4台のRAID-Zを構築後、2台のHDDのZFSテーブルにダメージを与えZFSプールが崩壊。 →強制インポートでできる限りのデータを救出して再構築。
・何度か試行錯誤を繰り返し、オプションの変更でatime=off、compression=lz4、bootfsなどを覚える。→不用意にdedupすると死ぬことも覚える。
・安定運用に入った頃、2010年からお世話になっていたReadyNASの撤去に手を付け、完了。管理システムからLinuxベースシステムが完全に撤去される。→世の中ではBSDベースからLinuxベースに写っていくのだが…
・SATAポートが不足してきたため、JMB575チップの10ポートSATA PCIeカードを導入。
・FreeBSD 12.0にアップグレード後ZFSでscrubが全く終わらない事象が発生。原因判定に半年かける。→結局JMB575チップの初期不良が原因。
・どこかから取り外して再販しているのであろう2012年製のLSI MegaRAIDカードを5000円ぐらいで購入、安定動作するがmfiutilコマンドのお世話になる。→できるだけシンプルなハードウェアRAID設定(全てシングルディスクでRAID0)にして、RAID機能自体はZFSに任せる。
・Pythonの学習を始める。特にSelenium Driverによるウェブブラウザ自動運転技術については、Internet Explorerで操作できたようなことができるので覚えておきたい内容。

2. 結論

・コツコツやり続けられる人にはオススメできます。
・ある程度の定常的な事を覚えておけば、FreeBSDの普段使いは簡単。
・FreeBSD関係者に知り合いはいません。

3. FreeBSDの悪い点

・最新のテクノロジーが必ずしもジャストオンタイムで来るわけではない。→Linuxの普通が2年3年遅れてやってくるのは当たり前。入ってこないことも。ただ枯れたものの組合せは流行り物より強い。
・ベンダサポートが正式に行われないことが多い。→特にアンチウィルスやセキュリティ関係。日本企業であまり採用例を見ない原因の一つだと思う。
・FreeBSDでは宣伝活動を目立って行っているようには見えない。→やってるらしいというのはわかるのだけれど。
・日本では利用を公言している企業があまり多くない。→SONY、KDDI、Nintendoなどが成果物を利用しているという噂がある。Rakuten、かつてYahoo JapanやLivedoorでも使っていたとか。
・GPUではAMD RadeonよりGeforceやIntelのほうがトラブルがなく使いやすい。
・主要なLinuxディストリビューションのUbuntuやRed Hatと比較すると最新のハードウェアに対応していないことがあり、しばらく待つ必要がある。→ただし2010年代までと比べて、普段遣いに至るまでにする苦労をあまり感じないようになってきている。
・FreeBSDはPorts Collectionによるソースコードコンパイルによるインストールが当たり前だと思われており、FreeBSD 9.2頃にCentOSなどで叩くようなaptコマンドによく似たpkgコマンドに置き換わっていることを知られていない場合がある。さらに言えばFreeBSD 8.x系までで使われててきたpkg_addコマンド等があったがあまり知られていないようだ。

4. FreeBSDの良い点

・設定方法の追加は、既存機能の追加という形で実現されることが多く、古い方法でも設定ができる。→Linuxでは頻繁に、Windowsではたびたび設定変更の方法が大きく変わっているが、FreeBSDは少なくともFreeBSD 6ぐらいの設定方法が未だに使える事が多い・・・そしてこの方針はしばらく変わらないと思われる。
・ping/traceroute/ifconfig/sockstat/netstatなどのネットワーク切り分けコマンドが最初から使える。→追加インストールの必要はない。
・systat/iostat/vmstatなどのパフォーマンスモニタリングツールも最初から使える。→有名ツールを追加インストールしなくてもこれで済んでしまうことが多い。
・最新のテクノロジーの概要を先んじて学習しておける時間がある。→Linuxでの困難は誰かしらが記事にしているのでそれをヒントに読み替えて簡単に乗り越えていける。
・Linuxulatorの存在。→ライバルの成果物をうまく利用して自分の力にする。
・カーネルとユーザーランドを一元的に開発している。→一つのメリットとしてディストリビューションに組み込むソフトウェアは事由ではあるが、そのソフトウェアの都合で使用不能になった場合、わざわざforkしたり取り替える必要がない。これは「GNU物ではGNUと一緒にしておくにはそぐわないライセンスに変更された場合、forkするか別の成果物を使用する必要がある」事例が有名。
・既存のFreeBSD Ports Collection(make install)でのソースコードフェッチからのインストールとpkgコマンドによるバイナリファイルインストールはちゃんとリンクが取れている。共用ライブラリのオプション指定誤りによる起動不良はともかくとして、余程のことがない限り片方でインストールしたものがもう片方からアンインストールできないということはない。
・FreeBSDとしてのディストリビューションの設定とPorts Collectionなどから入れたソフトウェアがきちんと分けられている。→長期使用に当たり、ファイルの基がディストリビューションのものなのかあとから入れたものなのかを確かめるのが非常に簡単。
・初心者にも中級者にも新たな学びがあるマニュアルをfreebsd.orgが作成し更新している。→Arch Linuxのマニュアルほどではないけど、それでも1次情報として相当役に立つ。
・Windowsでは営利企業としてやっていく以上、何かしら収入源を仕込むことはあるが、FreeBSDではほぼない。→ブレイクスルーを達成すれば、余計なことで気を取られないで済むし、余計なことで手間を取る必要がなくなる。
・新しいものを覚えるのはどうしても時間がかかるなど、ものぐささんには手間はあるものの結構使えるシステムだと思う。
・小金丸エンジニアリングサービス様バンザイ!→manコマンドを始めとした日本語マニュアルを翻訳・公開している方。

5. 最後に

・初期段階ではおっかなびっくりだったりトラブルに遭ったりしがちだが、ブレイクスルーを迎えれば長期に渡って使い込めるシステムがFreeBSDというものだと思う。
・dockerやsystemdなどの出来合いのシステムを使い回しして楽するのは良いことだと思うけど、その上で動くものがどういうものなのかを理解してからでも遅くはないと思う。特にそれが好きで好きでしょうがないならともかく、めんどくさがりの場合はそれを覚えなければやっていけないみたいなそういう環境でなければトラブル解決能力すら育たない:出来たシステムを使わされてマニュアルを読んで構築しただけで出来た気になって満足してしまうので、そうしたシステムを常用することはあまりオススメしない。そうしたシステムでトラブルが発生したとき、何も知識がなければ全てをゼロに戻して再開することになるが、それですら解決できない問題に突き当たったときの粘り強さに差が出てくることになる。
・FreeBSDの基本的な設定や考え方は2006年ぐらいから今(2022年)まであまり変わっていません。
・大抵エバンジェリストだとか先生役の方がいるものですが、私は一人でここまで来れました。ですが時間がかかりますからどうかコミュニティを探してどうかスキルアップを手伝ってもらってください。(日本ではFacebookやCompassというところにそういうコミュニティがあるみたいです)

更新:2023/01/01 誤字の修正
更新:2022/12/31 ZFSに関する記述を追加、5. 最後に の修正。
初版:2022/12/28

FreeBSDでxfce4とglobal menuを使うときのmachine-idが要求されるメッセージについて(dbus起動設定漏れ)

この記事は

 時々FreeBSDでGUI環境を作るときにdbus未起動起因のエラーに遭遇することがあるため、備忘録がてら書いたもの。

状況

=====
Message from xfce4-appmenu-plugin-0.7.6:

--
When using the panel appmenu as an XFCE menu applet, you have to configure
the appmenu to show in the panel applet, rather than on each individual window.

This configuration should remove any 'double' menus you may experience:

# xfconf-query -c xsettings -p /Gtk/ShellShowsMenubar -n -t bool -s true
# xfconf-query -c xsettings -p /Gtk/ShellShowsAppmenu -n -t bool -s true

This configuration will load the appmenu-gtk-module for XFCE:

# xfconf-query -c xsettings -p /Gtk/Modules -n -t string -s "appmenu-gtk-module"

上記をなぞっている時のエラーメッセージとして次のメッセージが出たことがある。

(LANG=Cなどの場合)
Failed to init libxfconf: Cannot spawn a message bus without a machine-id: Unable to load /var/lib/dbus/machine-id or /etc/machine-id: Failed to open file “/var/lib/dbus/machine-id”: No such file or directory.

(LANG=ja_JP.UTF-8)
libxfconf の初期化に失敗しました: machine-id なしでメッセージバスを spawn できません: /var/lib/dbus/machine-id または /etc/machine-id を読み込めません: ファイル“/var/lib/dbus/machine-id”を開くのに失敗しました: そのようなファイルまたはディレクトリはありません.

解決策

これは、dbusのサービスが稼働していない場合に発生するものなので、/var/lib/dbus/machine-idや/etc/machine-idに適当な文字列を突っ込むなどをせず、下記のコマンドで解決できる。

# sysrc dbus_enable="YES"
# service dbus restart

一時的にで良ければ次のコマンドでも良いが、FreeBSDシステムの再起動が走った場合には自動的には立ち上がらないため自分でコマンド投入しなければならない。

# service dbus onerestart

更新

2022/01/07 全体的な校正
2022/11/23 作成

UEFIブートするFreeBSDでloader.efiやgptboot|gptzfsbootを更新する〜2022/11/01のFreeBSD Errata Noticeより〜

freebsd-update fetch installなどによりアップデートを行った後は、ほとんどの場合、再起動するぐらいで特に注意することがない事の多い近年だが、久し振りに注意が必要なものがあったので、記録がてら書いておく。


2022年11月01日に公表されたErrata Notices
FreeBSD-EN-22:27.loader
FreeBSD-EN-22:26.cam
FreeBSD-EN-22:25.tcp
FreeBSD-EN-22:24.zfs
FreeBSD-EN-22:23.vm
FreeBSD-EN-22:22.tzdata
FreeBSD-EN-22:21.zfs


このうち、FreeBSD-EN-22:27.loaderのものが注意が必要なのだが、今回はV. Solutionの Upgrade your system to a supported FreeBSD ... の文を読まないままrebootを行ってしまうとちょっとした対処が必要になる。(ここでは書かない)


引用ここから〜〜〜
V.   Solution

Upgrade your system to a supported FreeBSD stable or release / security
branch (releng) dated after the correction date.  The UEFI system partition will
need to be updated with the new loader.efi.

Perform one of the following:

1) To update your system via a binary patch:

Systems running a RELEASE version of FreeBSD on the amd64, i386, or
(on FreeBSD 13 and later) arm64 platforms can be updated via the
freebsd-update(8) utility:

# freebsd-update fetch
# freebsd-update install
〜〜〜引用ここまで
※2) To update your system via a source code patch: 以降は省略。


今回の場合は何が書いてあるかと言うと、「このアップグレードがサポートされているのはFreeBSD-stable、FreeBSD-Release、セキュリティブランチにあるものだけです。UEFIシステムパーティションを使っている場合、アップデート前に新しいloader.efiの更新が必要です。」(オレオレ訳なのでより正しい文言が必要な場合は原文をご確認ください)


UEFIパーティションのシステムだけはfreebsd-update fetchとfreebsd-update installで終わらないだけであり、その他の例えばMBR形式のシステムではいつもどおりのコマンドで問題ないのだろう。




じゃあ、UEFIシステムパーティションを使ってるのでloader.efiも更新しないといけないね、ということで、おそらく走るであろうコマンド。

# freebsd-update fetch install
〜省略〜

# mount -t msdosfs /dev/ada0p1 /mnt
# mv /mnt/efi/boot/loader.efi /mnt/efi/boot/loader.efi.old
# cp /boot/loader.efi /mnt/efi/boot/loader.efi
# umount /mnt
〜他にEFIパーティションを持つディスクがあればそちらも更新する〜
# reboot
freebsd-update fetch installコマンドの前にloader.efiを更新してもたぶん意味がない。

これは一例なので、手元のシステムではそういう作りになってないかも知れない。その場合はFreeBSD.efiとかbootx64.efiなどを探してみてください。(ただし、EFIローダなどにより複数OSのマルチブートを実現している場合は注意深く操作したほうが良いと思います)
EFIパーティションだけでなくfreebsd-bootパーティションを持っている場合は、ついでに以下のコマンドも走らせておくと幸せになるかも。
※ディスク全体がFreeBSDシステムで占められており、ada0p1がfreebsd-bootパーティションの場合
# gpart bootcode -b /boot/pmbr -p /boot/gptzfsboot -i 1 ada0
※他OSが共存するディスクでada0p1がfreebsd-bootパーティションの場合
# gpart bootcode -p /boot/gptzfsboot -i 1 ada0

-bと-pの位置は逆に指定しがちなので不安であればちゃんとman gpartコマンドのExamplesのGPTの項目を確認する。[n敗]



修正:2022/11/07 文章の軽微な修正
初版:2022/11/02

以下、参考サイト

FreeBSD Security Advisories
FreeBSD Errata Notices

xorgでdrm-54-kmod → drm-510-kmodに変更

graphics/drm-54-kmodがなくなり、graphics/drm-510-kmodのみとなったので設定を少し書き換え。

■環境
・FreeBSD 13.1-RELEASE-p2 amd64
・Graphics Radeon RX 5500XT(navi14)

■必要なソフトなど
・pkg install drm-kmod


■設定
---
drm-54-kmodで使用していたもの。
/usr/local/etc/X11/xorg.conf.d/10-amdgpu.conf
01: Section "OutputClass"
02:     Identifier "Card0"
03:     MatchDriver "amdgpu"
04: EndSection
[EOF]

---
drm-510-kmodでの設定がわからなかったときに使用していたもの。
シングルモニタでとりあえず使用可能なもの。
/usr/local/etc/X11/xorg.conf.d/10-amdgpu.conf
01: Section "OutputClass"
02:     Identifier "Card0"
03:     Driver "scfb"
04: EndSection
[EOF]

---
drm-510-kmodを使用したAMD Radeon RX 5500XTでの現在のセッティング。
AccelMethodがsnaで動かなければ、安定性のあるexaを使う。
/usr/local/etc/X11/xorg.conf.d/10-amdgpu.conf
01: Section "Device"
02:     Identifier "Card0"
03:     Driver "modesetting"
04:     BusID  "PCI:1:0:0"
05:     Option "DRI" "3"
06:     Option "AccelMethod" "uxa"
07: EndSection
[EOF]


---
drm-510-kmodを使用したThinkpad X220 (SandyBridge Core i5-2520M Intel HD Graphics 3000)現在のセッティング。
AccelMethodがsnaで動かなければ、安定性のあるuxaを使う。
/usr/local/etc/X11/xorg.conf.d/10-intelgpu.conf
01: Section "Device"
02:     Identifier "Card0"
03:     Driver "modesetting"
04:     BusID  "PCI:1:0:0"
05:     Option "DRI" "3"
06:     Option "AccelMethod" "uxa"
07: EndSection
[EOF]


使用するBusIDはpciconf -lvで設定する。(以下はAMD Radeon RX 5500XTの場合)
fbsd@:~ % pciconf -lv | grep -A4 vga
vgapci0@pci0:1:0:0:    class=0x030000 rev=0xc5 hdr=0x00 vendor=0x1002 device=0x7340 subvendor=0x1458 subdevice=0x2319
    vendor     = 'Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI]'
    device     = 'Navi 14 [Radeon RX 5500/5500M / Pro 5500M]'
    class      = display
    subclass   = VGA
fbsd@:~ %


■結果
graphics/glx-utilsでインストールされるglxgearsコマンドでは結構出る
fbsd@:~ % glxgears
232 frames in 5.1 seconds = 45.756 FPS
235 frames in 5.2 seconds = 45.411 FPS
197 frames in 5.3 seconds = 36.827 FPS
137 frames in 5.2 seconds = 26.329 FPS
257 frames in 5.1 seconds = 50.646 FPS
210 frames in 5.7 seconds = 36.823 FPS
211 frames in 5.4 seconds = 38.915 FPS
173 frames in 5.0 seconds = 34.311 FPS
195 frames in 5.7 seconds = 34.070 FPS
181 frames in 5.3 seconds = 34.249 FPS
137 frames in 5.0 seconds = 27.268 FPS
148 frames in 5.4 seconds = 27.466 FPS

■更新
2022/10/29 設定内容誤りを修正
2022/09/19 初版

デヴには効能がないエナジードリンク?

ある時からレッドブルやモンスターエナジーの吟う効果が全効かなくなったのだが、別の飲み物では期待する効能がちゃんと確認できるという摩訶不思議な話。


てっきり糖分とカフェインで占められてるのかと思いきや、L-アルギニンやカルニチンが入っている。カフェインは100mlで40mgなので3.5倍の140mg相当が入っている。


なんでデヴにはそれほど効果がないのか。
簡単である。血の巡りが悪すぎてカフェインやらアルギニンやらがまったく全身に回っていかないからである。

ではデヴのからだの血の巡りをよくするにはどうすれば良いのか?
そう、血液を潤滑にすればいい。つまり、一般的に販売されている商品でかつからだの血液に近い成分を持つポカリスエットと同時に使えば良いのである。しかしモンスターエナジーは最低でも190円からが一般的でポカリスエットはディスカウントストアで安く販売されていることはあるけども自動販売機で買うとなるとだいたい150円ぐらいになってしまう。某ミル牽きコーヒーなどよりは余程効果は期待できるがコストパフォーマンスが悪すぎる。


そこでカフェインの元祖、コーヒーである。そしてイチオシなのがTULLY'S COFFEEのESPRESSO缶。自販機でもだいたい130円ぐらいである。


100mgあたり86mgのカフェインが含まれており、一缶の内容量は180mlである。つまり154.8mgのカフェインが期待できる。

これをポカリスエットと一緒に飲むことで無駄なく効き目をあげていくわけである。


ポカリスエットは糖分があるので、できればイオンウォーターのほうが良いが、そこら辺は状況と好みの問題なのであまり問題ではない。また、コスパを抑えたければディスカウントストアでBLENDYかNESCAFEあたりのペットボトルコーヒーとポカリスエットを組み合わせれば同様の価格で量を確保できる。そもそもコスパを追求するだけならエスタロン・モカというカフェインの錠剤を500mlの水で飲んでしまえばほぼ100円ぐらいで同じことができてしまうのだが…

セロー250 デイトナのシガーソケット+USB電源ヒューズ取り替え

デイトナ製シガーソケットx1 USBx1電源のガラス管ヒューズが切れたっぽく。
交換は二度目なので予備のヒューズもいくつかあり、特に交換手順に迷いはなかったが、バネと配線が錆びつつあるのでこのヒューズケースも取り替える方がいいかもしれない。写真のヒューズケースは捻って開ける形式。


上が溶断:切れてたヒューズ。下が新しいヒューズ。最近セローの元ヒューズ(30A)を取り替えたので、電気的に元気になった分、他のヒューズの寿命も短くなった気配がある。


とりあえず13.11Vを出すようになったので回復したことにはなったのだが、5A/250Vのガラス管ヒューズの寿命が短くなっていく気がするしもう少しメンテナンス性を考えたやり方をちょっと考えてもいいかもしれない。


配線のこじれやバネの錆で思うように電圧が上がらないので捻ったり引っ張ったりしてたら一時間ぐらい過ぎてた。東北道で青森まで向かうとなると仙台を越えた辺りがやっと半分なので福島県の安達太良SAではまだまだ先があるような感じ。結局ホテルに着いたのは午前様。休む時間が短くなるのでこういう事態はなるべく起こって欲しくないのだが、経年劣化でポコポコと出てくるのは仕方がない気もする。



2022/05/28 東北道下り線安達太良サービスエリアにて。

StockPoint for CONNECTでポイント運用する話

この記事を書いた時点では…

 一昔前にポイント貯めてお得なクーポンで得をしようみたいな風潮があったのだけれど、もらえるお品物が全く自分の好みが合わなかったので貯めたら貯めっぱなし、ある程度まとまったらじゃらん.netで宿泊費に当てるみたいなことをしていた。
 その時はPontaを中心に集めていたので、コンビニはローソン、ホテルはルートインホテルズ、飛行機はJALという感じのPonta集中の買い物であった。
 2022年04月時点、d払いやau pay、楽天pay、PayPayなどのコード決済でポイントが貯まることはほとんどなくなり、商品に固定的なポイントが付く形というのはTポイントとPayPayポイントぐらいになってしまった。dpointにしてもpontaにしても店舗によってはついていなくもないが、明らかに高額商品で特定のターゲットにしか買われないような商品にしかついていない。その代わりにいくら辺り何ポイントというような、コード決済以外の単純な売り買いではポイントが貯めづらくなっているのが現状である。

動機:なんでそんなことを始めようとしたのか

 Pontaポイントを使ったサービスとして株式投資を模してポイントを株式銘柄に付与することにより、その日の騰落率(Google検索)に合わせてポイントが上下するというSTOCKPOINT for Connectというサービスがある。これはConnect証券stockpoint社が共同で運営している。形としては株式をネタにした投資信託に近い。似たようなサービスにポイント投資というのもあるが、ポイント運用と違うのはポイントで株を買う事ができる点。実際の株を購入することになるので証券口座が必要になる。
 他に日経225をベースに値上がりするか値下がりするか予想して賭けた分の2倍になるかそうでないか、というのもあるが、それらのサービスを詳細に調べる気にはならなかった。
 話を戻して適当に生活して適当にpontaを貯めていると10000ポイント程度集まった。このまま宿泊費に当ててもいいと思うし、ponta自体はためるか使うかすれば有効期限は勝手に伸びるので貯め続けても良い。
 今後のことを少し考えたときに、今後の生活費に不安があったことから投資の勉強がてらポイント運用を始めたのがきっかけだった。

STOCKPOINT for connectの基本ルール

[ルール1]PontaなどのポイントをSTOCKPOINT for Connectにチャージした時、チャージしたポイントはSTOCKPOINT for Connect内で使用可能なキャッシュポイントとして表示される。キャッシュポイントはどの株式銘柄の影響を受けない。つまり財布のようなもの。

[ルール2]ポイントは「ポイント追加」「銘柄変更」「売却する」の3つで運用する。
 ポイント追加:キャッシュポイントから株式銘柄にポイントを割り付ける。
 銘柄変更:株式銘柄に割り付けられているポイントを他の銘柄に分ける。(全ポイントを変更することも可能)
 売却する:株式銘柄に割り付けられているポイントをキャッシュポイントに戻す。
 株式を本当に購入するわけのではないので、現実の株式購入に必要な金額分のポイントは持っておく必要はない。以後は割り付けたポイントを売却したり変更したりするまで実際の株価の騰落率に合わせて上がったり下がったりするようになる。

[ルール3]「ポイント追加」「銘柄変更」「売却する」オーダーは日本時間14:30までに行わなければ当日中に反映されない。
これは公式サイト「各種申請の反映タイミングおよび申請受付停止期間について」というページに記載されているとおりで、オーダーした時刻の株価で騰落率を判定するわけではない。また時間帯によっては当日扱いではなく翌営業日扱いになる。ルール4に記載の通り、その日の騰落率は変更前のポイント値で行われてから追加・変更・売却のアクションが実施される。

[ルール4]「ポイント追加」「銘柄変更」「売却する」のオーダーと「株式銘柄ごとに騰落率を計算してポイント反映」の順序
 これは 1.株式銘柄ごとに騰落率を計算してポイントに反映→2.「ポイント追加」「銘柄変更」「売却する」 の順序になる。つまり、当日中に値下がりして損することが分かっていてもそれを避けることができず、騰落率の計算が反映されないと変更できない。この順序を逆にしてしまうと在りし日のdポイント日○フロッギー宜しく勝率9割のボロ儲けができてしまうためやむなくこの順序にしていると思われる。言い換えるとデイトレード的な運用をするならば翌営業日の株価予想を14:30までにしてオーダー判断しなければならないということ。おそらく公式サイトの隅を突けば書いてあると思われるのだが見当たらない(笑)。割と重大なルールだと思うのだけど。
 ちなみにキャッシュポイントにあるポイントは騰落率が必ず100%になる銘柄と思っておくと騰落率という言葉の理解が早くなるかもしれない。

[ルール5]株式市場営業日とアプリ内のグラフの表示チャート
 09:00 東京証券取引所開場、ポイント推移グラフ更新
 14:30 オーダー締切、以降翌営業日扱い。
 15:00 東京証券取引所閉場
 15:15 騰落率計算のためオーダー中断
 15:30 株式銘柄終値確定
 16:15 騰落率計算完了、オーダー再開
 16:30 ポイント計算完了、現在のポイント表示
 大体の時間であり、必ずしもこの通りに動いているとは限らない。

[ルール6]配当や優待は?
 実際に株式を買ったわけではない(権利がない)ので、当然ない。ただし株価の影響は受けるので、配当確定日などに配当落ち(Google検索)の影響をきっちり受ける。配当や優待はないが、賭け続けることによる複利効果は存在するので全くメリットがないわけではない。

[ルール7]一度出したオーダーは取り下げできない。
 システムがタコなのか本当の株式取引に合わせたのかはわからない。どうにせよ勘だけでオーダーを出すと利益を出しにくい。

オススメの銘柄は?

 STOCKPOINT for Connectでは118銘柄にポイント割当することが可能で、前項に記述したとおりその時の株価に関わらずポイントを割り付けることができる。今は色々な事情からETF(Exchange Traded Funds:上場投資信託)である「ダイワ上場投信-日経225」を中心にポイント割当している。ポイント運用を始めて実際の流れを確認している間は好きな企業、お世話になってる企業に割り付けていた。
 ちなみにSTOCKPOINT for Connectの場合、株式銘柄に割り付けたポイントが実際の株価を上回っている場合、Connect証券に証券口座がありアプリと連携しているときに限りアプリ上から実際の株と引き換えることができる(原則1週間程度かかる)。この処理は「ポイント追加」「銘柄変更」「売却する」のオーダーと同じタイミングで実施する。その後その株式が値上がりしようが値下がりしようが関係なく交換は実施される。

ポイント運用、実際おすすめできる?

 上記のルールを知ってなお株式投資の勉強したい方で細かく調整できる人にはオススメできるかも。単純に倍掛けのお遊び感覚だとヤケドするので、Pontaであればauカブドットコム証券などで遊んだほうが良いかもしれない。

ちなみに:STOCKPOINT for Connectの兄弟アプリ

 STOCKPOINT for Connectの姉妹アプリに約170銘柄のポイント運用できるSTOCKPOINT(Pontaは不可)、ポイント運用アプリながらRPGゲーム仕立てのSTOCKPOINT for MUFGというアプリがある。これらはインストールしたこともないが、好みの問題だろう。

ちなみに:原資を確保するためだけに陸マイラーは目指さないほうが良い(2023年時点では)

 じゃらん.netにしてもローソンにしても今はほぼ使っていない。ホテルとしてルートインと飛行機はJALは使っているものの、今現在におけるポイントの上流部にあるJALマイレージ(Pontaポイント/dポイントへ転がす)やANAマイレージ(Tポイント/Rポイントに転がす)を貯めたほうがやりやすいと言うだけの話。といって陸マイラーになろうというわけではなく、どんなにポイント貯めてもどうせ使わないなら、最も税金が損してもめんどくさくなくてとりあえず世の中のためになる株式の運用投資で働いてもらおうという考え。
 色々あってJALマイレージを中心にポイントを貯める生活をはじめたが、その際陸マイラーのやり方等勉強するためにいくつかのブログを周ったけども、どう考えてもブログ読んだ人間に年会費が高額なカードを契約させてひたすらマイル特約店で買い物させたりポイントサイトでひたすらサービスを受けるという代物だらけで、それだけじゃゴールドカードとかプラチナカードの年間維持費をペイできるほど貯められるわけねえだろその「貯めたマイルで毎年海外旅行に行ってる」というのはウェブ広告とブログで獲得したカード紹介手数料じゃねーかって結論になったので、私は公式サイトのキャンペーンに乗ってJALカードSuicaにショッピングプレミアムのサービスを付けた普通カードで貯めてます。
※記事の後半でSPGアメックスが陸マイラー最強とか書いてあったらそのサイトはもはや参考にならないレベルです。年会費をポイントだけでペイするためにどれだけ年間利用しなければならないかを計算してみればどう考えても現実的ではありません。2023年01月時点では年会費は34100円で100円3ポイントだったとして113万0000円使用しなければペイできません。対してJALカードでは年会費2200円+ショッピングプレミアム3300円としても最低55万0000円使用すればペイできます。(その上、ENEOS・ほとんどのAEONグループ店舗・ファミリーマート・ルートインなど特約店で2倍ポイントになるので更に費用を抑えられる)

履歴

2023/01/01 加筆修正
2022/09/21 文章の軽微な修正
2022/04/27 文章の軽微な修正
2022/04/25 公開

セロー250(JBK-DG17J)と電源トラブル、その分析

ついにこのときが来たか。
2022/05/08(日)時点である程度解決を見ており、様子監視中。



■新車より90000kmを共にしてきたカモシカ先輩。

■2021年秋早朝、東北のあるビジネスホテルから発進しようとしたらエンジン始動できない。
・20km/hの押しがけでも掛からない。
・結局ホテルの室外機の暖かい空気を使って少しでも車体全体の温度を上げる。
・結局気温が上がるのを待って発進。

■上記の事象から2021年12月にMFバッテリーは交換。一時的に解決する。
・日本GSユアサから台湾ユアサのバッテリー。品質的には問題ないらしいが…
・このときに新品に変わったのは本当にMFバッテリーのみ。

■2022年01月も末、走行を繰り替えしてもMFバッテリーに充電されない事に気づいた。
・押しがけスタートが効くこともあったが、ダメなときはエンジン始動しない。そして始動しなくなる。
・エンジンがかからないときのバッテリーの電圧をdIAGでみてみる→11.4V
・エンジンがかかるときのバッテリー電圧をdIAGでみてみる→11.8V
・とりあえずトリクル充電と機材を持ち歩きながら日々しのぐ。

■2022年02月、バイク屋(ヤマハエリアサービスショップ)にて電装確認を依頼する→全部異常なし。
  エンジン始動中の電圧値13.5V、レギュレータ/レクチファイアの電圧値→メーカー既定値
・チェックしてもらったけど原因特定に至らず、一旦放置 → 帰って測ると電圧降下している(dIAG値11.6V)
・遠出は止めて近隣で経過観察がてら走行、そして行き先でトリクル充電する。

■2022年03月、ホムセン箱にU字金具を取り付けながらふとデジタルテスターで測ったバッテリー電圧値12.1V
・エンジン始動させてテスターで測ったバッテリー電圧値13.5V、バイク屋が確認した内容は正しいと裏付ける結果に。
・スパークプラグの走行距離寿命になったので交換 → 状況に変化なし

■2022年03月末、とうとう走行中に失火、エンストする。一般道上なので歩道に乗り上げて事なきを得る。(dIAG値11.4V)
・セルモーターは元気に回るもエンジンはかかってからエンストする。
・トリクル充電キットは持ち運んでいたので即座に充電開始、dIAG値12.2Vまで充電して帰路につく。
・帰宅したがなんとなくそのままエンジンをかけっぱなしでアイドリング時の電圧をテスターで測る→11.8V
・エンジンを止めてからdIAG値確認→11.7V
・エンジン再始動してテスターで電圧を測る→12.1Vからずるずると11.8Vまで落ちる
・そのままスロットルを動かしてみる→テスターの電圧値も上下する。


□ここまでの話を元に仮説を立ててみる。
・通常エンジン始動/コールドスタート では エンジン始動のために消耗した電圧を回復させる動きを取る(13.5V値)
・エンジン始動/再始動 では 電圧回復は行わない(12.1V)。エンストを人為的に頻発させるのを推奨しないのはこの動きのためかも知れない。コールドスタート並の充電は実施されない。とはいえ、以後走行中に必要な電圧は充電されるはずである。
・走行に必要な電圧は随時計算されるものではなく、固定値と推定。アクセルのねじり方、シフトなどスパークプラグは影響しない。
・dIAG値は始動電源確保や各種テスター機能の有効化のため0.5V程度サバ読み(少なく表示)することがある。



■2022年04月、行く先々でデジタルテスターを使って電圧確認しながら都度トリクル充電する日々。
・MFバッテリーはトリクル充電によりテスター値で13.5Vまで昇圧でき、異常なし。
・ACジェネレータおよびレギュレータはヤマハエリアサービスショップでの検査により正常判定、異常なし。
・アイドリングrpm値の低下を疑い、dIAG/C1の確認 → 1250〜1570rpmをぶらつき正常、異常なし。
・ハーネスの経年劣化の指摘を受けるが、充電は正常に機能しているため充電回路上のハーネス劣化は除外。
・サービスマニュアル(DG11J/DG17J)の電装回路図を読んでみて、スタータリレー内ヒューズに着目。
・ヒューズの特徴として、連続通電時(走行時)は容量の70%以下の負荷率で運用されることが好ましいとなる。また、長期間使用すると劣化する(徐々に溶断する:痩せる)。
 〜引用ここから〜
 ヒューズの耐久寿命特性は、負荷率、電流波形、周囲温度などの影響を受けます。
 (途中略)
 車両メーカーから要求される必要耐久回数以上の寿命を発揮できるように容量設定する必要があります。連続通電の場合には70%以下の負荷率で使用することが薦められています。
 〜引用ここまで〜
 引用元:https://www.pecj.co.jp/fuse/outline/p3.html (太平洋精工HP)
 
 〜引用ここから〜
 ヒューズは通電することでわずかながらも熱をもち、この熱によって酸化し痩せてしまう。特に細くなっているエレメント部は電流が集中するため高温になりがちで、劣化が進行すると最終的には設定以下の電流で切れてしまうような事態に繋がりかねない。またヒューズボックスのコネクタと接触している端子部分も酸化して接触抵抗が増加していることが多く、これらが重なると機器に十分な電気が流れなくなってしまう。
 〜引用ここまで〜
 引用元:https://magazine.cartune.me/articles/4490#anchor2 (CarTune HP)


■2022年04月末、MFバッテリーに十分な電力があれば長距離走行可能であることに気づく。
・夏日に近くなった日は正常に充電された。(テスター値13.2V)
・高速走行してもMFバッテリーの電圧はあまり下がらない。しかも時々充電され、走行時に異常は見られない。
・少し気になるのはエンジンのかかりが少しおかしい(セルを2、3回回す音がして始動する)のと、USB電源などの電圧変換機器(12V→5V)は、充電が給電に、カメラ等は再起動を繰り返すなどの挙動になる。ただしスマホ1台だけつなげると充電できることもある。

□2022年05月、最初の一手としてスターターリレー内ヒューズ30A交換
・全てのデータ値が正しい前提の場合、発電系(ACジェネレータ、レギュレータ/レクチファイア)、各種ハーネスに異常はない。スタータリレー内のヒューズの劣化が原因と推定できる。
・この事象はMFバッテリーの劣化による新品MFバッテリーへの交換(バッテリー劣化分の電圧値回復)により、更に促進されたと考えられる。
・ヒューズの溶断が進んだ場合、当然電気の通りも悪くなるためそれが電流値として現れることになる(推定)。この影響は電圧変換機器が受け、例えば12W(=5V/2.4A)が必要となるため、12Vから変換する場合に1A(=12W/12V)の電流値を必要とする。これが何らかの理由により電流値が降下し、6W(=0.5A/12V)しか供給されない場合、USB電源では1.2A(=6W/5V)しか出力できない。



■2022年05月上旬、スターターリレー内平型ヒューズ30Aだけを交換 ・エンジン始動は変わらず成功する。
・明らかにアクセル操作に対するレスポンスが違う。(トルクが上がった気がする)
・USB電源等も正常にスマホ2台が充電可能。
・アイドリング時は相変わらずテスター値で電圧降下が見られるものの、それでもエンジンは始動可能。




□参考 ・おそらくこの方々と同様の症状だと思われる
 →セロー250スターターリレー交換 ラオのブログ(2021/06/08)
 →セロー250 シャットダウン! 日々是精進~ツーリング&キャンプ!~(2022/06/18)
・セロー250のアイドリング調整方法
セロー250のアイドリング調整(タコメーター表示) セロー250カスタム日記帳(2010/09/21)




□予備知識
・DG17Jのスターターリレーに挿入されるヒューズ: 平型ヒューズ30A(エーモン)、このヒューズを交換するには1.シートを外す、2.車体右側パネルを外す、3. バッテリーをプラス→マイナスの順で外す、4.スターターリレーをほじくり出す の四段階が必要。

・セロー250(DG17J)におけるdIAGの電圧値の出し方:
 1. 始動キーをOFFにする
 2. SHIFTキーとRESETキーを押しながら始動キーをONにする
    SHIFTキーとRESETキーは10秒程度押しっぱなしにする。dIAGが表示されたら離す。
 3. 再度SHIFTキーとRESETキーを同時押しし、d01が表示されるまで押し続ける。  4. SHIFTキーでd09値を出す。

・セロー250(DG17J)におけるdIAGのタコメーターの出し方
 1. 始動キーをOFFにする
 2. SHIFTキーとRESETキーを押しながら始動キーをONにする
    SHIFTキーとRESETキーは10秒程度押しっぱなしにする。dIAGが表示されたら離す。
 3. SHIFTキーを押してdIAGをCoに変える。
 4. 再度SHIFTキーとRESETキーを同時押ししてC1に変わるのを待つ。
 4. エンジンスタートスイッチを操作し、エンジンをかける。




更新:
2022/05/08 状況の更新と文章の軽微な修正
2022/05/06 状況の更新と文章の軽微な修正
2022/04/26 文章の軽微な修正
2022/04/17 オリジナル



ツーリングセローにホムセン箱を取り付ける

新車で買ったときにはGIVIのパニアケースを転倒して壊し、次に自分で付けた無名メーカーのパニアケースも自損事故で壊し、しばらくは100均ネットや2りんかんで買ってきたネットを使ってバッグを固定していたのだが、もうさすがに転ぶ事はあっても貰いものか軽い程度だろうということでホムセン箱に手を出すことにした。


<前提条件>
セローは当初からツーリングセロー化済みで、アドベンチャーリアキャリア(Q5KYSK041E20)がついている。正確にはアドベンチャーキャリア用サドルバックサポート(Q5KYSK041E15)もついているのだが、2022年となってはもう生産終了品で在庫限りとのこと。リアキャリア自体は社外品も取り付けられるはずなのでホムセン箱をつけるには支障はなさそうだ。 ホムセン箱については鉄板のアイリスオーヤマ製の密閉RV Box鍵付き460(以下、箱)の緑をチョイス。セローは緑白なので色合いも丁度いい。内部容量は30Lと普通。とりあえずはこれをアドベンチャーリアキャリアに固定する。


<取り付けを考える・アドベンチャーリアキャリアにRVBox460を固定する方法>
箱はバイクに取り付けてくださいと言わんばかりのベルトを通すスキマが8つほど存在する(底部四隅4ヶ所、蓋開口時四隅1ヶ所ずつ)。例えばこれにビバホームで買える荷締めベルトなどでしっかり斜体に固定することでも一応固定はできる(ガバガバだけど)。これはあくまでもサービス品と考えて置いたほうがいい。実際にやってみたが紐だけでは左右に振られてバランスが悪くなってしまう。そこで箱の底部に穴を開け、ボルトとワッシャーで固定することでバンクにも耐えられる程度に固定できる。

<取り付けを考える・箱に穴を開ける位置を決める>
さて、アドベンチャーリアキャリアの図面だが正確な図面は公開されていないので型紙を使って正確に穴を開けるということは無理そう、ということでしばらく別の方法を考えていたのだが、ふとしたことからアドベンチャーキャリアの黒い部分が取り外せることに気づいた。(アドベンチャーリアキャリア取り付け説明書のP.4ぐらい→ Q5K-YSK-041-E20のもの、Q5K-113-E01-M01のもの)アドベンチャーリアキャリアの取付説明書ではプレートキャリアという名称。これは取扱説明書中のM6のボタンヘッドボルトとM6フランジロックナットを緩めることでプレートキャリアを外すことができるとなっている。これをガイドにして穴を開けることにする。ここで間違えてはいけないのは、箱とプレートキャリアのくっつく面同士をくっつけて位置を決めなければボルトがはまる位置に穴が開かないということ。位置を決めたら後は印を付けてドリリングする。

<取り付けを考える・穴を開ける方法と最低限固定に必要な部品>
穴を固定するには最低限ボルト・ワッシャーが必要で、場合によってはプレートキャリアと箱の隙間を埋めるためのスペーサーが必要になる。また、ドリリングはハンドドリルでもいいがUSB電源のものであっても電動ドリルで削ったほうが効率が良いので持っていなかったらこの際買ってしまう方がいい。そして持っている道具に合わせてドリルを選びたい。

<取り付けを考える・ボルト・ワッシャ・ナットの選定>
穴の直径はできるだけプレートキャリアの穴と同一にしたいが、ノギスもなかったので定規を当てて目分量。直径は7mmっぽかったのでボルトはそれより小さいM6を選ぶ。ネジ部は取り回しなどを考えて30mmと想定、この場合M6x30mmを用意すれば良い。元々取り付け説明書ではM6x16mmを使っていたのでM6x20mmでもいい気がする。取り外し時の落下を気にしたことと、ボルトを落とさないための工夫で1ボルト辺り3つフランジナットを取り付けるつもりなので、とりあえず気持ち長めのものにした。ワッシャーは穴がM6サイズの大きめのものを選んだ。
参考:六角ボルトとワッシャ、フランジナットのイメージ(Google イメージ検索)→M6x30mm 六角ボルト 全ネジ M6 ワッシャ M6 フランジナット

<取り付けを考える・ドリリングのドリル>
ドリリング用のドリルはM6用かM6.5用で悩んだが、とりあえずM6用を買った。間違えてたらM6.5を買いに来ればいいだけなのでお気軽選択。ボルトはハマりづらかったがかえってガバガバにならずに済んだ気がする。


<作業・穴を開ける>
箱をひっくり返して底面を上にし、プレートキャリアも固定するときと同じようにひっくり返して目分量で取り付けたい位置に固定したら、ドリルを少し回して当たりをつける。4ヶ所当たりをつけたらプレートキャリアは外してドリリングするだけ。後で気づいたことだが多少ずれていても突っ込むことはできるので慎重すぎるぐらいにやってズレている程度なら誤差の範囲である。


<作業・プレートキャリアのボルトを固定>
通常、アドベンチャーリアキャリアにパニアケースをつける場合、上から下にネジ部を差し込んで下部でフランジナットを固定する。これを踏襲してもよいのだが、今回は箱を付けるためのマウンタがないため、この方法で取り付けようとするとプレートキャリアをアドベンチャーキャリアに組み付けるときに支障がある。そのため、あえて下から上にネジ部を差し込み、上部でフランジナットを固定する形にした。このとき多少スキマが出ると考えられたのでそのへんにあったM6サイズのブッシングゴムを挟んでフランジナットを締めておいた。M6x30mmの六角ボルトならブッシングゴムとフランジナットをきつく締め上げても問題はない。ワッシャも両面に忘れずに入れておくと傷が付かなくて良い。


<作業・プレートキャリアをアドベンチャーキャリアに固定する>
読んで字のごとく。サドルバックサポートを付けていると前方右側のフランジナットとワッシャが入れづらいので一苦労。M6x30mmのネジがコンニチワしている以外は取り付け説明書のまま。


<作業・飛び出たM6x30mmのネジ部に箱に開けた穴を合わせて押し込む>
読んでそのままなのだが、箱も案外柔軟なので多少ズレていても入る。間違っていたらカッターナイフでコリコリと穴を広げるしか無いのだが、ワッシャーである程度はカバーできる。ネジ部が箱の底に見えたらあとはワッシャーとフランジナットで固定していく。


<作業・仕上げに荷締めベルトで固定>
実はここまでの工程までである程度固定できるのであまり必要ないのだが、箱付きのバイクはどうしても後ろの車間距離が開きがちなので、一応固定してるんです感を出すためにあえて荷締めベルトで固定する。まあこれが後続車の印象にどう作用するかは・・・あんまり変わらなかった。



<終わりに>
この一連の作業でとりあえずはホムセン箱を運用できるようになるし、U字金具(1個)とフランジナット(4個)、ワッシャ(4枚)を買い足せばロープ固定部を作ることもできるしネットを使って更に積載容量を上げることも可能になる。後はステッカーを貼るなり更に改造するなり色々と楽しめる。
当初予定ではパニアケースを付けるつもりはなかったのだが、色々なフェアに乗っかっていった結果、とりあえずもらえるならもらっておこう的なものであった。ホムセン箱は元々セローに乗り慣れてきたら付けようと思っていたものなのでこれで当初カスタム予定は完了。



更新:
2022/04/17 オリジナル
2022/04/19 写真追加

FreeBSD 13.0-RELEASE/arm64(Raspberry Pi 3B+)でSwapを増やす

Raspberry Pi 3B+でFreeBSD 13.0-RELEASEをインストールする際、メインメモリが1GBしか無いのでスワップ領域を設けたいのだが、新しくパーティションを切れないのでスワップファイルで増やす

以前のシステムでは/etc/rc.confにswapfile=/path/to/swapfile.2gと1行足しておけば良かったのだが、13.0Rでは使用不可だった。


1. スワップ用のファイルを用意する。
今回は2GBもあれば十分。メインメモリから溢れたデータが書き込まれるのでrootのみ読み書き可、所有者とグループをroot:wheelにしておく。
# dd if=/dev/zero of=/path/to/swapfile.2g bs=1m count=2048
chmod 0600 /path/to/swapfile.2g
chown root:wheel /path/to/swapfile.2g



2. スワップ領域はディスクのデバイスファイルでなければならないらしいので、/path/to/swapfile.2g をディスク(vnode)に見立てる
下記コマンドでは/path/to/swapfile.2gを/dev/md0というディスクに見立てて使用可能にし、swaponコマンドでスワップ領域として認識させる。
# mdconfig -a -t vnode -f /path/to/swapfile -u 0
md0
# swapon /dev/md0


現在スワップ領域として使用しているディスク領域は下記のコマンドで確認できる。
# swapinfo


3. 作ったスワップを破棄するには下記の手順を取る。
ただし破棄しようとするスワップ領域よりスワップ使用量が多い場合は失敗する。
# swapoff /path/to/swapfile.2g
# mdconfig -d -u 0



4. /etc/fstabに書き込んで起動時に設定する。
事前にファイルは作っておかないとダメ。
意外だが、lateオプションは追加しておくほうがすんなりいった。
md255 none sw,file=/path/to/swapfile.2g,late 0 0


2の手順は4で書いてからmount -aでも良いかもしれない。



参考
少なくとも2014年3月ごろのFreeBSDシステムでは/etc/rc.confにswapfile行を書き込むことで有効にできたようだ→swapが足らなくなってキレたFreeBSDの怖さは異常(と、その対処法) (nobwak's Lair)

参考2(2022/09/19)
より具体的にはFreeBSD9系あたりとFreeBSD10系に境目があるという。How To Add Swap on FreeBSD Unix Systems(www.cyberciti.biz)

参考3(2022/09/19)
ちゃんとFreeBSD Handbookに書いてある。12.12. Adding Swap Space(freebsd handbook)

気になった記事のブックマークなど(2025/11)

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